2012-08-28から1日間の記事一覧

『テレキネシス』

一条真也です。『テレキネシス』全4巻、東周斎雅楽作、芳崎せいむ画(小学館)を読みました。 「山手テレビキネマ室」というサブタイトルがついていますが、山手テレビというテレビ局で「金曜深夜テレビキネマ館」という番組を作る人々の物語で、古今東西の…

『映画は父を殺すためにある』

一条真也です。『映画は父を殺すためにある』島田裕巳著(ちくま文庫)を読みました。 これまで、このブログで著者の本を何冊か紹介してきました。正直言って批判した本もありましたが、本書はまことに読み応えのある好著でした。 通過儀礼という見方 サブタ…

『雪男は向こうからやって来た』

一条真也です。『雪男は向こうからやって来た』角幡唯介著(集英社)を読みました。 著者は、1976年北海道生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業ということで、わたしの後輩に当たります。また、早大探検部のOBということで、辺境作家にしてUMAハンタ…