CINEMA

「終着駅 トルストイ最後の旅」

一条真也です。映画「終着駅 トルストイ最後の旅」をDVDで観ました。 世界文学史に燦然とその名を残すロシアの大文豪レフ・トルストイと妻ソフィアの実話を映画化したものです。トルストイが妻との不和から高齢にもかかわらず家出をして、そのまま逝去し…

「阪急電車 片道15分の奇跡」

一条真也です。日本映画「阪急電車 片道15分の奇跡」を観ました。 ネットでの評価が非常に高いので気になったのですが、そのタイトルからは、同じ電車に乗り合わせた人々の「縁」を描いた内容だということがプンプン匂ってきました。 わたしは、拙著『隣人…

「ザ・ライト」

一条真也です。 「シャーマニズム」についてのシンポジウムに参加し、『憑霊の人間学』という本を読んだ後、その流れにぴったりの映画を観ました。 「ザ・ライト〜エクソシストの真実」という映画です。 21世紀の今も実在するという「悪魔祓い師」、すなわ…

「掌の小説」

一条真也です。DVDで日本映画「掌の小説」を観ました。 桜が満開のこの季節に、ふさわしい作品でした。 ノーベル文学賞を受賞した文豪・川端康成の集大成が『掌の小説』です。 122篇の短編小説が収められていますが、その中から「桜」にまつわる作品を…

「銀河鉄道の夜」

一条真也です。春の夜、DVDで映画「銀河鉄道の夜」を観直しました。 「イーハトーブ幻想〜KENjIの春」をDVDで観たら、ますむらひろしの猫をキャラクターとして賢治の世界を描いているという共通点から「銀河鉄道の夜」も観たくなったのです。 「…

「KENjIの春」

一条真也です。九州では桜が満開となり、春爛漫です。 今日・明日あたり花見をする人も多いでしょう。 東北の被災地には、まだ春は訪れていないでしょうか。 そんなことを考えながら、DVD「イーハトーブ幻想〜KENjIの春」を観ました。 「KENjI…

「塔の上のラプンツェル」

一条真也です。アニメ映画「塔の上のラプンツェル」を観ました。 いま、東北の方々が大変な思いをされ、関東の方々も節電に努められています。 こんな時機に、なかなか映画など観る気にはなれません。 しかし、ネットでの評価が非常に高いのと、ある方が「今…

「英国王のスピーチ」

一条真也です。話題の映画「英国王のスピーチ」を観ました。 映画界最大の祭典「第83回アカデミー賞」で作品賞、脚本賞、監督賞に輝きました。 また、コリン・ファースが主演男優賞を受賞し、4冠を達成した作品です。 内容は、第2次世界大戦期にジョージ…

「ヒア アフター」

一条真也です。映画「ヒア アフター」を観ました。 80歳を迎えた巨匠クリント・イーストウッド監督の最新作で、製作総指揮はスティーブン・スピルバーグです。「硫黄島からの手紙」以来の黄金タッグが実現しました。 題名には「来世(死後の世界)」と「今…

「ソーシャル・ネットワーク」

一条真也です。話題の映画「ソーシャル・ネットワーク」を観ました。 ゴールデングローブ賞の最優秀作品賞を含む4冠に輝いた作品です。 最初にイメージしていた内容とは違いましたが、非常に考えさせられるところの多い映画でした。日本における有縁社会の…

「アイズ」

一条真也です。DVDで映画「アイズ」を観ました。 2008年のアメリカ映画で、原題は「THE EYES」です。 盲目の女性ヴァイオリニストが主人公です。 目は見えなくても物事の本質はわかる ブログ『選択の科学』で紹介した同書の著者シーナ・アイエ…

「最後の忠臣蔵」

一条真也です。師走の慌しい中、日本映画「最後の忠臣蔵」を観ました。 原作は、『四十七人の刺客』などで知られる池宮彰一郎の同名小説です。 それをテレビドラマ「北の国から」シリーズの演出で知られる杉田成道が映画化しました。 師走といえば、多くの日…

「手塚治虫のブッダ」

一条真也です。映画「手塚治虫のブッダ ―赤い砂漠よ! 美しく―」の試写会に行きました。 日本マンガ界最大の巨匠・手塚治虫が10年を費やして完成させた大作をアニメ映画化したものです。 今朝、有楽町にある東映の映画館に行きました。 するとスタッフの方…

「白いリボン」

一条真也です。映画「白いリボン」を観ました。 ドイツ・オーストリア・フランス・イタリアの合作です。 監督は、「ファニーゲーム」「ピアニスト」などの名作で知られるミヒャエル・ハネケ。 「ドイツの鬼才によるクライム・ミステリー」という触れ込みです…

「武士の家計簿」

一条真也です。今朝も寒いですね。今から松柏園ホテルで「月次祭」と「平成心学塾」が開かれます。 さて昨夜、映画「武士の家計簿」をレイトショーで観ました。 磯田道史のベストセラー『武士の家計簿〜「加賀藩御算用者」の幕末維新』(新潮新書)が原作で…

「ノルウェイの森」

一条真也です。11日(土)から全国公開された日本映画「ノルウェイの森」を観ました。 北九州市のチャチャタウン内にある「シネプレックス小倉」の最終回上演で観ました。 21時半のからの上映で、終わったのは日付が変わる直前でした。 この作品は、言う…

「小さなスナック」

一条真也です。『満月交感 ムーンサルトレター』上・下巻(水曜社)の校正を根を詰めて行っていたら、なんだか頭がクラクラしてきました。それで気分転換にDVDでも観ようと思い、買い置きしていた日本映画「小さなスナック」を観ました。 疲れたときに観…

「うつし世の静寂に」

一条真也です。今朝、「出版寅さん」こと内海準二さんと赤坂見附で朝食を取りながら、ブレックファースト・ミーティングをしました。内海さんは尖閣諸島に関する本をプロデュースされているので、尖閣ビデオ問題について、いろいろと意見交換しました。 今年…

《ゲキ×シネ》「蛮幽鬼」

一条真也です。《ゲキ×シネ》「蛮幽鬼」を観ました。 《ゲキ×シネ》というのは劇団☆新感線による演劇と映画のメディア・ミックスです。 いわゆる舞台の映像化とはまったくレベルが違います。 舞台の臨場感にクローズアップなどの映画の手法がミックスされた…

「クロサワ映画」

一条真也です。日本映画「クロサワ映画」を観ました。 「クロサワ」といっても、「世界のクロサワ」こと黒澤明監督とは何の関係もありません。 「クロサワ」というのは、女性お笑いトリオ「森三中」の黒沢かずこのことです。 そう、この映画は吉本興業が製作…

「冬の小鳥」

一条真也です。映画「冬の小鳥」を観ました。 東京滞在中は、なるべく東京でしかできない体験を心がけています。 この映画も、ミニシアターの殿堂である神保町の岩波ホールで上映されたものです。 韓国とフランスの合作映画で、さまざまな映画賞も受賞してい…

「オカンの嫁入り」

一条真也です。『虐殺器官』『クォンタム・ファミリーズ』と、2冊続けてハードなSFを読んだら、なんだか少し肩が凝ったような気がします。 そこでマッサージがわりに、日本映画「オカンの嫁入り」を観ました。 テーマは、『クォンタム・ファミリーズ』と…

「悪人」

一条真也です。話題の映画「悪人」を観ました。 吉田修一の原作は、「朝日新聞」に連載され、毎日出版文化賞や大佛次郎賞を受賞しています。また、映画のほうも、モントリオール世界映画祭で深津絵理が最優秀女優賞に輝いたことで、脚光を浴びています。 「…

「魔法使いの弟子」

一条真也です。映画「魔法使いの弟子」を観ました。 現代のニューヨークを舞台に、800年にわたり繰り広げられてきた魔法大戦争を描いたファンタジー・アクションです。 気弱な物理オタク青年が、伝説の魔法使いの後継者にされてしまいます。 彼は、はたし…

「みつばちハッチ」

一条真也です。映画「昆虫物語 みつばちハッチ〜勇気のメロディ〜」を観ました。 小学5年生の次女が何か映画に連れて行ってくれというので、ディズニーの「魔法使いの弟子」かジブリの「借りぐらしのアリエッティ」などを観たがることを予想していましたが…

「丹波哲郎の大霊界」

一条真也です。「ラブリーボーン」を観たら、死後の世界を描いた日本映画の名作を思い出しました。 そうです、「丹波哲郎の大霊界」です。 とにかく、ここまで霊界を詳細にビジュアル化した映画は存在しないでしょう。 まさに、「死後の世界の観光案内」とも…

天国映画

一条真也です。「ラブリーボーン」は、死者と天国についての物語でした。 わたしは、いくつかのハリウッド映画を連想しました。 「オールウェイズ」「ゴースト/ニューヨークの幻」「奇跡の輝き」です。 「オールウェイズ」は1989年の映画で、「ラブリー…

「ラブリーボーン」

一条真也です。映画「ラブリーボーン」をDVDで観ました。 2009年に作られたアメリカ・イギリス・ニュージーランドの合作映画です。 製作総指揮がスティーヴン・スピルバーグで、監督が「ロード・オブ・ザ・リング」3部作のピーター・ジャクソンとい…

「おと・な・り」

一条真也です。DVDで日本映画「おと・な・り」を観ました。 本当は昨年劇場公開されたときに観たかったのですが、うまくタイミングが合わなかったのです。その後、DVDを早々に購入していたのですが、やっと観れました。 じつは明後日、東京で「隣人祭…

「インセプション」

一条真也です。映画「インセプション」を観ました。 レオナルド・ディカプリオと渡辺謙の共演が話題を呼んでいますね。 しかし、テーマやストーリーそのものも非常に興味深い映画でした。 脚本は「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン監督。気鋭の映像…