龍馬に会いました!

一条真也です。

京都大学「こころの未来研究センター」の研究報告会の後、護国寺に向かいました。
坂本龍馬の墓参りをするためです。
わたしには『龍馬とカエサル』(三五館)という著書がありますが、NHK「龍馬伝」の影響で龍馬ブームが巻き起こっているようです。
龍馬の墓も多くの人びとが訪れていました。
わたしは『龍馬とカエサル』の執筆中に一度訪れています。
ですから、今日は二度目の墓参りをしました。

        坂本龍馬の墓(向かって左)参り。右隣は中岡慎太郎の墓です


『龍馬とカエサル』には、「ハートフル・リーダーシップの研究」というサブタイトルがついています。西洋において最高のリーダー像がカエサルであるように、志半ばで倒れたにせよ、日本における理想のリーダーは龍馬ではないかと思います。


                ハートフル・リーダーシップの研究


龍馬には、まず真摯さがあり、信頼があり、責任があり、コミュニケーション力があり、多くの後輩や部下を育てたコーチング力がありました。
ドラッカーは、近代国家としての日本を創った人物として福沢諭吉渋沢栄一岩崎弥太郎の三人をあげ、それぞれ「実務家」「倫理家」「起業家」と称しています。
ドラッカーはまた、日本の明治維新に大きな関心を抱き、世界史上で最も成功した「社会的イノベーション」であると高く評価しています。この社会的イノベーションがあったからこそ、「実務家」「倫理家」「起業家」の三人は新しい日本をデザインすることができたわけですが、それを呼び込んだ張本人こそ龍馬でした。
ぜひ、わたしも龍馬のように未来を見つめてみたいです。
そして、自分なりの「船中八策」を実現したいものです。


                霊山歴史館で龍馬と記念撮影


2010年2月21日 一条真也