短歌200首

一条真也です。

わたしは、「庸軒」の雅号で短歌を詠んでいます。
総合朝礼や社長訓示の際はもちろん、各種の全国責任者会議、竣工記念神事、入社式から創立記念式典に新年祝賀式典まで、とにかくありとあらゆる会社行事の機会に歌を詠み、社員のみなさんに披露しています。

江戸時代、福島県の三春に佐久間庸軒という方がいたことを弟が教えてくれました。
なんでも和算の大家として知られ、佐久間派という一派をなしたほどの偉人だそうです。
わたしの本名と一字違いであることに不思議な因縁を感じ、また和算の偉人のご利益でわが社の数字的内容が良くなる願いも込めて、号としました。
詩歌といっても、なにぶん商売人の身であり、なかなか花鳥風月を詠んで風雅の世界に遊ぶというわけにはいかず、また現場で頑張ってくれている社員の労を思うと、そんな心境にもなれず、もっぱら会社や仕事に関する話題で詩作をしております。


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                     庸軒短歌の数々               


石田梅岩の心学で盛んだった「道歌」を意識してつくった歌も含まれております。
これらの歌を詠みながら、当社のM&A、すなわち、Mission(使命)とAmbition(志)を改めて確認している次第です。

このたび、200首目の短歌を披露しました。
本居宣長は生涯に1万首、出口王仁三郎が10万首を詠んだといいますから、途方もない道程ですが、今後も心のままに歌を詠んでいきたいと考えております。
200首目の歌は、「親戚も他人も大事 何よりも家族が大事 縁むすべよ」というものでした。そうです、「無縁社会」についての短歌です。
「遠くの親戚より近くの他人」などと言われますが、これからは「遠くの親戚」も「近くの他人」も大切にしなければならないという歌ですね。
そして、一番大切にしなければならないのは家族であるという意も込めています。
これからも、社会が良くなるという願いを込め、短歌を詠んでゆきたいと思っています。



                    200首目の短歌


2010年4月3日 一条真也