祭りのうた♪

一条真也です。

今夜は、小倉祇園でした。
わたしも小倉っ子なので、祇園太鼓の音を聞くと血が騒ぎます。
やっぱり、祭りは、いいもんですな!
ということで、今夜は「祭り」をテーマにした歌を紹介したいと思います。
小倉祇園を歌った名曲には、村田英雄の「無法松の一生〜度胸千両」があります。
ブログ「北九州のうた♪」ですでに紹介しました。
日本を代表する祭りの歌といえば、まず、美空ひばりの「お祭りマンボ」が浮かびます。


「景気をつけろ〜、塩まいておくれ〜、わっしょい、わっしょい、わっしょい、わっしょい!」という掛け声が非常に元気でいいですね。
それから、祭りの歌といえば、北島三郎の「まつり」です。
NHKの紅白歌合戦の大トリを何度も飾った歌ですね。


美空ひばり北島三郎と演歌の超大物が続きました。
最後は、一転してホワイトベリーの「夏祭り」です。
とてもPOPで、それでいて日本の夏祭りの情緒をよく表現した曲ですね。
夏祭りは、なんといっても幼い恋の舞台でもあります。
今夜の小倉祇園にも、初デートとおぼしき若いカップルが何組もいました。


ところで、小倉の魚町銀天街から鍛冶町に向って歩いていたら、友人の野嶋康敬君に会いました。以前、ブログ「君にサヨナラを」で紹介した高校の同級生です。
彼は、祇園太鼓の叩き手でもあるのです。
偶然だったので一瞬の遭遇でしたが、彼のバチさばきは見事でした。
彼のチームは、小倉美人たちもたくさんいました。


                  友人の野嶋君に会いました

                    小倉美人にも会いました


日本人は、祭りが大好きです。
子どもにとっては、夜遊びのワクワク感をともない、祭りはひたすら楽しいイベントです。
大人になるにつれ、命がけのお祭り、勇壮なお祭り、優美な祭りに心を奪われます。
どんな祭りにも日常とは違った空気が流れており、そこに惹かれるのかもしれません。
では、祭りとは何でしょうか。
鎌田東二氏によれば、祭りは自然と人間と神々との間の調和をはかり、その調和に対する感謝を表明する儀式であるといいます。
「まつり」というやまと言葉の原義は「神に奉(つか)へ仕(つかまつ)る」であることを国学者本居宣長は『古事記伝』で説いています。「まつり」の語源は「たてまつる」の「まつる」、すなわち「供献する」「お供えする」ことに由来するというのです。
たしかに「祭り」のはじまりは「神と人との関係」にありました。
でも、現在では「人と人との関係」に重心が移動してきているのではないでしょうか。
古来より、日本の祭りは人間関係を良くする機能を大いに果たしてきました。
ともに祭りに参加した人間同士の心は交流して、結びつき合うのです。
やっぱり、祭りはいいもんです!


2010年7月18日 一条真也