女子のうた♪

一条真也です。

このブログ記事を書こうか、書くまいか、じつは熱が出るぐらいに(笑)悩んだのですが、やっぱり書くことにしました。わたしの頭の中で最近、流れつづけている曲があります。
AKB48の「ヘビーローテーション」です。
AKB48は第2回総選挙で、大島優子がセンターの位置を獲得しましたね。
これまで、とりたてて輝くものを感じなかったのですが、トップに立ったとたん、あっという間に存在感を増してきました。露出が増えるたびに綺麗になるから、芸能人って凄いですねぇ。ところで今日10月17日は、彼女の22回目の誕生日です。おめでとう!


ムーンギャラリー小倉本店がオープンした日の夜に関係者と打ち上げをしたのですが、そのとき、わが社のある課長がカラオケで歌った曲が「ヘビーローテーション」でした。
その課長は学者のような黒縁メガネをかけた知的な人物なのですが、カラオケでは「崖の上のポニョ」とかAKB48の歌など、イメージに合わない歌を淡々と歌うのです。(笑)
その彼が歌った「ヘビーローテーション」を聴いた瞬間、かなりの名曲だと思いました。
さすがは、稀代のヒット・メーカーである秋元康さんが作っただけのことはありますね。
あと、この曲を歌うAKB48の振り付けが素晴らしい!
まるで極上のミュージカルを観ているようです。
ヘビーローテーション」というのは、もともと音楽業界の用語で「放送局が特定のアーティストの曲(主に新曲)を何度もかける」ことです。特にFM局に多いようですが、この歌には本当に何度も聴きたくなる麻薬のような魅力があります。かつて、秋元さんは小泉今日子に「なんてったってアイドル」という、“名は体を表す”ような歌を作りましたが、そのときと同じ言霊(ことだま)の力が働いているのではないでしょうか。



秋元さんには、1991年に初の監督映画である「グッバイ・ママ」の試写会でお会いしたことがあります。たしか、場所は六本木の青春座だったと記憶しています。
秋元さんは、おニャン子クラブで一世を風靡しました。また、AKB48でブームを再現したのは見事ですね。おニャン子クラブといえば、デビュー曲「セーラー服を脱がさないで」は非常にノリが良かったです。


おニャン子クラブが「ザ・ベストテン」に初出演して、この曲を歌ったときの司会の黒柳徹子さんのツッコミが面白かったことを記憶しています。
「友達より早くエッチをしたいけど」という歌詞に対しては「早くしなくていいのよ!」と言い、「ヴァージンじゃつまらない」という歌詞に対しては「つまらなくなんかないわよ、大事にしなさいよ!」みたいなことを言ったのです。
そのときは笑いながらテレビを観ていましたが、高校生の娘を持つ身となった今では、黒柳徹子の正論が心に沁みます。(笑)
ちなみに、おニャン子の中でわたしが一番好きだったのは、生稲晃子でした。(照笑)



そして、おニャン子クラブとAKB48の間に咲いた花が、つんくプロデュースの“モーニング娘。”です。テレビ番組「ASAYAN」の企画からデビューした彼女たちでしたが、あれよあれよという間に国民的な人気者になりましたね。
モー娘の代表作といえば、なんと言っても、「LOVEマシーン」です。
会社の社内旅行や忘年会、新年会などで、わたしは数え切れないほど聴きました。


ちなみに、モー娘のメンバーでは、市井紗耶香が一番好きでした。(照笑)
「LOVEマシーン」は、日本の歌謡史に残る元気の出る歌ですね。そして、AKB48の「ヘビーローテーション」は明らかにこの歌を意識して作られたように思うのですが。
つんくに対する秋元康のリベンジ・ソングというのは、うがった見方でしょうか?
いずれにせよ、美形の女子が大勢で踊って歌うと、それだけで景気が良くなるような気がしますね。かつてのディスコのお立ち台も、ある意味でマジカルな舞台でした。
そこで踊る女子たちは、みんな天の岩戸を開くアメノウズメだったのかもしれません。
「LOVEマシーン」「セーラー服を脱がさないで」「ヘビーローテーション」・・・・・すべてのヒットする女子ソングには、世の中を明るくする音霊(おとだま)があります。


2010年10月17日 一条真也