愛の相聞歌♪

一条真也です。

「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」「言えないよ」・・・そして郷ひろみのバラード3部作の最後を飾るのは、「逢いたくてしかたない〜I miss you」です。
1人の男が恥も外聞もなく昔の恋人をひたすら求め、異様な迫力さえ感じられます。
この歌を発表した頃の郷ひろみは、友里恵夫人との仲が冷え切っていたそうで、この歌は昔の恋人である松田聖子へ向けたメッセージソングではないかと騒がれましたね。


どうやら、本当にメッセージソングだったようです。
郷ひろみからのメッセージを受けた松田聖子は、アンサーソングとも言える歌を発表しました。「あなたに逢いたくて〜Missing you」です。
昔の恋人を懐かしみ、もう一度会いたいという女心を切々と歌い上げています。
数多い聖子のバラードの中でも、最高傑作の呼び声が高いようですね。


しかし、それにしても見事なアンサーソングになっていますね。
「逢いたくてしかたない」に対して「あなたに逢いたくて」、それに「I miss you」に対して「Missing you」ですよ。これはもう、最初から、プロレスでいう「アングル」、つまり筋書きがあったと思われてもおかしくないですよね。立派なコラボではないでしょうか。
かつて古代日本には、「相聞歌」という文化がありました。
万葉集』などに多く収められている男女間の愛のコミュニケーション文化ですが、郷ひろみ松田聖子のバラードは、まさに「現代日本に甦った相聞歌」だと言えるでしょう。
そして、2人はあろうことか、禁断のデュエットまで発表しました。
奇跡のデュエットと呼ばれた、「True Love Story」です


ブログ「幻のカップル」にも書きましたが、芸能界には、これまでに何度も噂されながらも結局は結ばれなかった数多くの「幻のカップル」がいました。
しかし、「幻のカップル」といえば、なんといっても郷ひろみ松田聖子に尽きます。
このカップルにとても魅かれるのは、わたしがカラオケで「よろしく哀愁」を持ち歌にしているとか、ティーンのころに聖子ファンだったこともありますけど、これほど神話性というか物語性がある日本人タレントは珍しいからです。
また、わたしの好きな「ハリウッド・スキャンダル」の歌詞ではありませんが、2人とも爪の先まで、髪の芯まで、びっしりびっしり芸能人だからです。
ともに福岡県の出身ということもありますが、2人は本当によく似ています。
松田聖子郷ひろみの女版であり、郷ひろみ松田聖子の男版なのですね。


この2人の大河ラブストーリーを描いたら、「風と共に去りぬ」みたいになるんじゃないでしょうか。そういえば、レットとスカーレット、アシュレーとメラニーという2組のカップルはそれぞれお似合いでした。後者はおだやかな静のカップルとしてうまくいっていましたが、情熱型の動のカップルであるレットとスカーレットはお互いの心の深いところで魅かれ合いながらも反発し合いました。
静の似た者同士はよくても、動の似た者同士は難しい。シンプルですが、これが幻のカップルが現実に結婚にまで至らなかった理由かもしれません。
なお、「幻のカップル」については、拙著『結魂論』(成甲書房)に詳しく書いています。
この本では、他にも、愛の秘密、男と女の謎にとことん迫っています。
興味がある方は、ぜひお読み下さい!


                愛の秘密、男と女の謎にとことん迫る


今日は、早朝から松柏園ホテル月次祭が行われます。
その後は、リアル「平成心学塾」を開催します。
さらに、その後は、四国の高松に出張します。高松では、全互協の広報・渉外委員長として社会貢献基金の授与式に出席、マスコミなどの取材も受ける予定です。
今日も、忙しい一日が待っています。ブログばかり書いてはいられません。(苦笑)
そろそろ寝ます。それでは、おやすみなさいzzz。


2010年10月18日 一条真也