サザンの色気♪

一条真也です。

色っぽいうた♪」を3曲ご紹介しましたが、いずれも共通点がありましたね。
まず、すべて女性歌手の歌だということ。
それから、ちょっと古めの歌ばかりだということです。
わたしが子どもの頃に、その意味もわからず聴いていた歌ばかりです。
大人になって色恋の意味を知ってから、最も「色気」を感じた音楽は、われらがサザンオールスターズの曲です。サザンというバンドは、デビュー時の「勝手にシンドバッド」と「いとしのエリー」の2曲に象徴されるごとく、これまでアップテンポで破天荒な曲と心に沁みるバラードを交互に繰り出してきました。
ここでは、その常識破りのサザンのエッチな歌をご紹介しましょう。
「女呼んでブギ」とか「匂艶 THE NIGHT CLUB」「ボディ・スペシャルⅡ」などの歌詞もパワー全開で好きなのですが、その狂気すら感じる弾けっぷりにおいて、まず何はともあれ、「ミス・ブランニューデイ」を取り上げたいと思います。
この曲のPVはあまりの過激な内容に事実上の封印映像になっているとか。


お次は、ご存知「マンPのG★SPOT」です。
とにかく、「マンP」とか「Gスポット」などという単語を堂々と使用するとは!しかも、ダブルで!!この曲の発表当時、音楽界に衝撃が走ったものでした。
あと、この曲の2番の冒頭に「芥川龍之介がスライを聴いて、お歌が上手とほざいたという・・・」の歌詞が出てきます。わたしは、この「スライ」とは何なのかがわからず、ずっと悩んでいたのですが(笑)、最近、やっとわかりました。
スライとは、あの伝説のファンクバンド「スライ&ザ・ファミリー ストーン」のスライだとか。
うーん、芥川龍之介とは、ちょっと時代が合わないと思うのですが・・・。
まあ、そんな細かいことは気にしないで、この奇跡の怪曲を楽しむべきなのでしょう。


最後は、これまた禁断の単語を使用した「BOHBO No.5」です。
ペレス・プラードの「MAMBO No.5」のもじりでしょうが、それにしても「ボボ」とは!
言うまでもなく、熊本出身の方が顔を赤らめる言葉ですよね。
熊本では、「ボボ・ブラジル」でさえ一種のタブーとされていたのに。(笑)
「マンP」「Gスポット」と並んで、禁じられた固有名詞である「ボボ」を歌のタイトルに入れたことは、事の是非は別として、やっぱり快挙だと思います。(笑)

 


こんな素敵な歌をたくさん作って、わたしたちを楽しませてくれた桑田佳祐サンですが、食道がんの手術をされたということで、大変心配しておりました。
ブログ「江ノ島」にも書いたように、ずっと快癒を祈っておりました。
最近、ついに復活して新曲のレコーディングをされたというニュースに触れました。
いや〜、良かった! 本当に良かった! 
桑田サンの新曲から醸し出される新しい「色気」に大いに期待しています。


2010年10月24日 一条真也