黄砂は公害

一条真也です。

東京から北九州に戻ってきました。
北九州空港に降り立ったとたん、異様な光景に気づきました。黄砂です。
そういえば、東京のホテルで観た朝のテレビ・ニュースで、黄砂に覆われた小倉の町が映し出されていました。今年もまた、嫌なものが中国から流れてきました。


                  北九州空港周辺の様子


黄砂は、中国大陸の砂漠地帯で巻き上げられた砂の粉塵とされています。
それが偏西風に乗って中国の工業地帯のスモッグを通過する際に、硫黄酸化物、窒素酸化物、水銀といった「大気汚染物質」を吸着するのです。
そうなると、もう黄砂というよりも、健康に悪影響を与える「毒砂」と呼ぶべきでしょう。


                 小倉の町に黄砂が吹くのだ


北九州は大陸に近いので、昔から黄砂は流れてきていました。
しかしながら、ここ数年は特にひどくなっているような気がします。
中国の経済発展にあわせて、黄砂の毒もきつくなっているのでしょう。(怒)
とにかく洗濯物は汚されますし、車も非常に汚れるので、この時期の洗車は要注意!
また、わたしも頭痛がしたり、空咳が出たりします。黄砂喘息という病気もあるとか。


                  嗚呼、わが社も黄砂の中


「法」を無視して「礼」を失した国からの、とんでもないプレゼント!(怒)
有害な黄砂は、単なる自然現象ではなく、光化学スモッグを含んだ中国の公害です。
日本国政府は、中国政府に対して抗議していただきたい。公害の被害については、市民レベルでもネットなどで、どんどんアピールすべきでしょう。
椎名誠なら、哀愁の町に霧が降るのだ。小倉の町には黄砂が吹くのだ。(苦笑)
八神純子なら、NYはパープル・タウン。でも、北九州はイエロー・タウン。(泣笑)
まったく、尖閣ビデオに気を取られていたら、黄砂が吹いてきたぜ!(怒)


2010年11月12日 一条真也