おスナックのうた♪

一条真也です。

おスナックで歌う歌は、おムード歌謡曲が基本です。
わたしは、実際これまでに多くのおスナックで、おムード歌謡曲を歌ってきました。
今夜は、特にお気に入りの3曲をご紹介したいと思います。
いずれも、「おスナック」そのものをテーマとした歌とも言えるでしょう。
なお、増位山のオリジナル曲はこちらをクリックしてください


まず最初は、増位山太志郎の「そんな女のひとりごと」です。
クロウトはだしの歌い手が揃っている角界の中でも、圧倒的な歌唱力を誇った増位山。
その持ち前の甘い声を聴いただけで、トロけた女性も多かったのではないでしょうか。
昭和歌謡史に残る多くのヒット曲を歌いながら、大関にまでなったのが驚きですね!
「お店の勤めは〜初めて〜だけ〜ど〜♪」の歌詞ではじまる「そんな女のひとりごと」は、お東陽先生が荒木町のグレースで歌った「そんな夕子にほれました」と並ぶ名曲です。
わたしは、この歌をこれまでに何回歌ったか憶えていないほどです。


次は、小林旭の「お世話になったあの人へ」です。
わたしは以前、小倉にある松柏園ホテルの総支配人をしていました。
ホテルの仕事は夜が遅いのですが、ときどき、社員のみんなと飲みに出かけました。
そのとき、大塚邦広支配人がこの歌が好きで、よくカラオケで歌っていました。
歌う前には必ず、「では、アキラの歌を歌わせていただきます!」と言うのでした(笑)。
「きっと、いつかは世に出る人と、尽くし尽くして捧げた月日」とか「幸せでした、命の恋でした」とか、とにかく歌詞が泣かせてくれます。わたしは大塚支配人の熱唱を聴いているうちに、この歌が好きになり、自らのカラオケ・レパートリーに加えました。
わたしは、この歌をこれまでに何回歌ったか憶えていないほどです。


増位山から小林旭とくれば、最後は、夜の真打ち・石原裕次郎
裕次郎の歌で、おスナックを強く連想させるのは「ブランデーグラス」です。
裕次郎の名曲では、「夜霧も今夜も有難う」は屋外でのデートがテーマですし、「ふたりの世界」や「銀座の恋の物語」の舞台はスナックというよりクラブの印象です。
やはり、おスナックをテーマとした裕次郎ソングは「ブランデーグラス」と言えるでしょう。
わたしは、基本的にブランデーは飲みません。なんだか、糖尿病になりそうな予感がするからです。おスナックでのわたしの飲み物は、やはりウイスキーが多いですね。
それも、最近は、ハイボールを好んでおります。はい。
それでも、裕次郎の「ブランデーグラス」は大好きな歌です。
わたしは、この歌をこれまでに何回歌ったか憶えていないほどです。
もう、たみゃら〜ん!(笑)


2010年11月14日 一条真也