ブッダの言葉

一条真也です。

四大聖人フィギュアの公開(後悔?)記念に、それぞれの聖人の簡単なプロフィールおよび言葉を紹介したいと思います。それが、せめてもの罪ほろぼしになるのでは?
まず、最初は、ブッダからです。世界宗教である仏教の開祖です。


                     ブッダは何を語ったか


紀元前500年前後に、インドとネパールの国境近くで、王族の子として生まれました。
妻子とともに豊かな生活を送っていましたが、29歳で出家し、修行生活に入りました。
出家した彼は、壮絶な修行を積んだが、理想には到達できませんでした。
そして、極端なことをしない「中道」を行くべきであるという結論に達し、静かな瞑想にふけりました。結果、こだわりを捨てた「空」の境地に至り、ついに悟りを開いたのです。
こうして、人間ゴータマ・シッダールタは「めざめた者」としてのブッダになりました。
ブッダは、自らの悟りを人々に説き続け、80歳で亡くなりました。 



次に、ブッダの言葉をいくつか紹介します。なお、( )内は出典となる仏典名です。
「人を自分自身のように思いなさい。」(ダンマパダ)
「誰かがあなたを手や、棒や、小刀で打ったとしても、一切の欲求を捨て、悪しき言葉を慎みなさい。」(マッジマ・ニカーヤ)
「母親が自分の命を投げ出してその独り子を守るように、生きとし生けるものに対して無限の情愛を養いなさい。その限りない愛で全世界を満たしなさい。」(スッタ・ニパータ)
「善を軽く見て、自分に何の報いもないものと思ってはならない。水滴も積もり積もれば水差しを一杯にする。智恵のある人は、たとえわずかづつであっても善行を積み、自分の中を善で満たす。」(ダンマパダ)
「他人の欠点を探したり、他人が何をし、何をしなかったかということを問題にすべきではない。自分自身が何をし、何をしなかったかを顧みなさい。」(ダンマパダ)
「目が開いている人は、灯りであらゆる物を見ることができる。倫理の教えを聞いた人でも同じである。その人は完全な賢さを身につけるだろう。」(ウダーナヴァルガ)
「大きな雲は、優れた者にも劣った者にも等しく雨を降らせる。太陽と月の光は世界をあまねく照らし、良い行いをする者にも悪い行いをする者にも、志の高い者にも低い者にも注がれる。」(法華経
「賢いものは善行を積みなさい。それは他人に分けられず、盗人に盗まれず、永遠になくなることのない富である。」(クッダカパータ)
「欲望にとらわれた者は、罠にかかった兎のようにもがき苦しむ。」(ダンマパダ)
「真理に基づいて行動する人は、この世でもあの世でも幸せになれる。」(ダンマパダ)


2010年12月1日 一条真也