つぶやきの伝道者。

一条真也です。

マーケティングコンサルタントの谷口正和さんが自身のブログ「発想の画帖」で監修著『140字でつぶやく哲学』(中経の文庫)を紹介して下さいました。
つぶやきの伝道者。」という記事です。
谷口さん、いつも本当に、ありがとうございます。


                  12月13日「発想の画帖」より


谷口さんは、次のように書かれています。
「最近は池上彰氏などのように、分かりやすく短く的確に説明してくれる人が人気である。情報過多によってがんじがらめになってしまった社会は、常に分かりやすく、短く、的確に、である。一条氏もまたそうである」
尊敬する大先輩から過分なお言葉をいただき、まことに恐縮です。
ましてや、大ベストセラー作家である池上彰さんと一緒に名前を出していただくとは、穴があったら入りたい思いです。
また谷口さんは、わたしを「つぶやきの伝道者」と表現して下さいました。
つぶやきシロー」ならぬ「つぶやきイチジョー」みたいで恥ずかしいです(笑)。



じつは、昨日、「毎日新聞」の取材を受けたのですが、記者の方がわたしのブログを愛読して下さっているそうです。特に、4月1日の記事「ブログ閉鎖のお知らせ」のオチというか最後のサプライズが最高だったと言って下さいました。
その方から「一条さんは、ツイッターはやらないんですか?」と質問されました。
じつは、同じ質問を何人もの方々から受けました。
今のところ、わたしはツイッターをやる気はありません。
それは、「なう。」に代表される行動報告よりも、基本的にわたしは書評や意見をWeb上に書きたいと思っていますので、それにはブログのほうが向いているからです。
聞くところによれば、世の中には、トイレに行く回数までつぶやく人もいるとか(苦笑)。



でも、Webではなく、リアルの世界では、わたしはよくつぶやきます。
そして、その言葉は、「なにくそ」です。
「ちくしょー」とか「バカヤロー」では下品ですし、邪気を発してしまいます。
しかし、「なにくそ」なら、邪気とは無縁に心にエネルギーを与えることができます。
経営上の難問に直面したとき、原稿の執筆が思うように進まないとき、講義や講演の直前なのに体調が優れないとき、卑劣な匿名ブロガーから誹謗中傷されたとき・・・・・・・いつも、わたしは、「なにくそ」とつぶやくのです。
「なにくそ」こそは、困難な状況を乗り越え、現実に立ち向かっていくために自らの心を奮い立たせる魔法の言葉ではないかと思います。


2010年12月14日 一条真也