一条真也です。
あけまして、おめでとうございます。
みなさん、平成23年の元旦をいかがお過ごしでしょうか?
わたしは例年、早朝から北九州市は門司の青浜にある皇産霊神社(みむすびじんじゃ)に初詣に出かけます。そこから海にのぼる初日の出を拝むのです。
昨年の元旦祭の様子
昨年の巫女舞の様子
皇産霊神社はサンレーグループの総守護神である高皇産霊神(たかみむすびのかみ=男神)、神産霊神(かみむすびのかみ=女神)の二柱を祀っています。
ともに、『古事記』『日本書紀』が伝える造化神ですね。
皇産霊神社では、元旦祭や巫女舞、獅子舞なども行われます。
初日の出の名所ということもあって、例年多くの参拝客で賑わいます。
でも、今年は大雪の予報があったため、とりやめました。
実際には大雪ではありませんでしたが、道路が凍結して危ないので。
皇産霊神社には4日朝、サンレーグループの幹部社員一同で参拝することにしました。それから小倉の松柏園ホテルに移動します。
そこで、サンレー新年祝賀式典および祝賀会を開催する予定です。
正月というのは、年神を迎える行司です。
古い信仰の形では、年神は祖霊神としての性格が強かったといわれています。
ですから、お盆とは対の関係にあったといえます。
詳しくは、拙著『ご先祖さまとのつきあい方』(双葉新書)をお読み下さい。
かつての日本では盆と正月にはふるさとに帰省して、家族で過ごすということが当たり前に行われてきました。特にお盆休みが娯楽性を高める今では、正月だけが家族の絆を深める習慣といってもいいでしょう。
大晦日から新年を家族で迎え、年に一度、親戚が集まって会食をする。そして孫たちが祖父母からお年玉をもらうという光景が当たり前でした。
今では孫たちのお年玉は振り込んでほしい、という親もいるというのですから、お年玉が単にお金をやりとりになってしまったのは、本当に残念です。
それでは、みなさん、今年もよろしくお願いいたします。
2011年1月1日 一条真也拝