両国にて

一条真也です。

両国に来ています。
じつは日本相撲協会の前で、「一発、演説でもしてやろうかい!」と思っていました。
しかしながら、ものすごい数の報道陣に阻まれて断念しました。
しかも、誰もわたしにインタビューしてくれませんでした(当たり前か!)。
仕方なく、「はぁ〜、どすこい、どすこい」と独言しました。
そして一人で両国国技館をながめながら、八百長問題で揺れる角界と大相撲のことを考えました。「どすこい、どすこい」とつぶやきながら・・・・・。

  
                     わざわざ両国で考えた
 
                   ものすごい数の報道陣でした

                     日本相撲協会の前で


日本相撲協会も訪れ、理事長をはじめとする関係者に面談を申し入れようとしたのですが、面談はおろか、まったく取り次いでもらえませんでした(当たり前か!)。
どうしても、日本相撲協会に進言したいことがあったのに残念です。
それは、大相撲そのものを救う妙案なのですが。
また、「双葉山が泣いているぞ!」と一言いいたかった。


国技館をながめていると、ここで繰り広げられた数多くの名勝負が心によみがえってきます。特に、2002年の秋場所貴乃花朝青龍の一番が忘れられません。
あのときの貴乃花は長期休場明けで引退をささやかれる中、満身創痍で勝ち越しを決めました。そして、日の出の勢いだった朝青龍を迎え撃ったのです。
多くのファンが、「貴乃花はこの相撲で負けて引退を発表するのでは」と思いながら中継を見ていました。貴乃花は、全盛期に比べて、すでに力が衰えていました。
しかし、この一番の貴乃花の気迫は凄かったです。
相手の攻撃を きちんと1回受けてから倒しに行きました。これぞ、横綱相撲です!
たとえ、朝青龍白鵬貴乃花の優勝回数を上回ろうとも、「平成の大横綱」と呼ばれるべき力士は貴乃花以外にはいません。
非常事態にある角界ですが、何よりも求められるのは、貴乃花のような強い日本人力士の出現です。そして、角界そのものを貴乃花親方に率いてもらいたい。
誰が何と言おうが、相撲は日本の国技です。
日本人の「こころ」の根っこと深く関わっています。
相撲を魅力あるものに再生することは国家的課題だと確信しています。
もう気づかれたことと思いますが、私、相撲の味方です!
中学時代は、相撲部の主将でしたし。いや、ほんとに。
なお、このブログは、JR両国駅構内の「カフェ&パブ 両国テラス」で書きました。
はぁ〜、どすこい、どすこい。


2011年2月3日 一条真也