わが書斎

一条真也です。
作家や有名人のおしゃれな書斎」というサイトに、わが書斎が紹介されました。わたしは、なぜか「作家」ではなく、「小説家」として紹介されています。


作家や有名人のおしゃれな書斎」より


他にはなんと、ゲーテ、へミングウェイ、ウディ・アレンダイアン・キートンカール・ラガーフェルドロッド・スチュワートマイケル・ジャクソン、日本では芥川龍之介松本清張城山三郎井上ひさし藤沢周平石田衣良といった人々の名が並んでいます。「誠に光栄です」などというレベルを超えて、この人選には仰天しました。コメントには「ぎっしり詰まった本棚も気になるけど、ツタンカーメン(?)の置物がかなりの存在感を放っている・・・・・・」と書かれています。このツタンカーメンの置物の正体は、CDラックです。


ツタンカーメンのいる書斎

本とオブジェの饗宴

タロットカードや世界遺産フィギュアが並ぶ書棚


あらゆる本が面白く読める方法』(三五館)で写真を初公開したのですが、わたしの書斎は多くの方々にインパクトを与えたようです。たしかに、初めて訪れた人がギョッとするくらい、奇妙なムードが漂っています。


三島の書斎を真似た鏡貼りの扉

扉を開けて机を望む

机上の日時計や月時計


わたしは、HPで「書斎公開」として、すべてをお見せしています。わたしの書斎は、ブログ「実家の書庫」で紹介した父の書斎とリンクしていますが、自分としては敬愛する三島由紀夫渋澤龍彦の書斎をイメージしてデザインしました。ブログ『三島由紀夫の家』ブログ『夢のある部屋』で紹介しましたように、わたしの自宅は三島由紀夫澁澤龍彦の2人の家に大きな影響を受けています。特に書斎の扉の内側に鏡を貼ったところなどは、完全に三島の書斎を真似しています。


科学・思想書コーナー

映画・演劇本コーナー

幻想文学コーナー

文庫コーナー

新書コーナー


中学生の頃に愛読した渡部昇一先生の『知的生活の方法』(講談社現代新書)に大きな影響を受け、「TO BUILD MY OWN LIBRARY」に励んできました。世界各地の神像や仮面やタロットカードなどのグッズがたくさん揃っていて、まるで呪術空間あるいは魔法部屋みたいなんですね。クラッシックな地球儀に月球儀、天球儀、ホームプラネタリウム天体望遠鏡、各種のルーペに万華鏡、日時計に月時計に砂時計、貝やサンゴに化石の標本、茶汲みのからくり人形にゴジラ、きわめつけはツタンカーメンのCDラック・・・自分ではこれからもっともっと不思議なグッズを集めて、魔人の部屋みたいにしたいとも思っています。わたしは、どんなにストレスが溜まっていても、ひとたび書斎に入ると癒されます。書斎は、わたしにとって「精神の巣」であり、「魂のシェルター」なのかもしれません。これからも、わたしは、この書斎で多くの本を読み、連載や書き下ろしの原稿を書き、さらには日々のブログを書くことでしょう。たぶん。


2011年2月26日 一条真也