レベル7

一条真也です。

今朝、東京のホテルで朝食を取っていたら地震
午後2時に横浜のホテルにいたら、また地震
やっぱり、東日本は大変なことになっています。


                      日本はどうなる!


今日、ついに福島第一原発の事故が最悪の「レベル7」となりました。
とうとう、チェルノブイリと同じです。
ある知人が、人工地震説というものをブログで主張しています。知人によれば、チェルノブイリも福島も、アメリカによって仕掛けられた人工地震ゆえの事故だというのです。
昨夜お会いした伊藤忠商事の方は、ある民間の災害研究家の話をされました。
その研究家は、なんと今年の1月に「3月10日に日本に大地震がある」と予言していたそうです。カルト宗教の教祖にありがちな後付の予言ではなくて、ちゃんと書き残してある証拠(もちろん、その日付さえもトリックと疑うこともできますが)もあるそうです。
伊藤忠の方は、その人に尋ねたそうです。
「では、今度は、いつ何が起こるのですか?」と。
すると、彼は「4月末に富士山が爆発する」と言ったというのです。



人工地震は過去の話、富士山爆発は未来の話ですが、根は同じだと思います。
いずれも、絶え間なく余震が襲ってきて、節電で街もビルの中も暗く、さらに見えない放射能の恐怖に怯えるストレスが生んだ想念かもしれません。
いずれにしろ、今日の東京は本当に暗かったです。
東京でこうなのですから、福島ではもっと暗いでしょう。



地震津波は人々の生活や記憶といった「過去」を奪いますが、放射能は「未来」を奪います。だから、放射能という奴は厄介なのです。
明らかに、日本列島を「死」の影が覆っています。
日本人は、これから「ともに生きる」ことだけを訴えるのではなく、「ともに死ぬ」ことを考えなければなりません。「共生」とともに「共死」を正面から見つめる必要があります。
最近やたらと「絆」という言葉を目にしますが、真の絆とは「一緒に死ねる」こと。
いたずらに生だけを見つめ、死の視点が抜け落ちた「絆」や「つながり」論など不毛だと思います。末期がんで余命宣告された人が死を直視しながらも残された生を一生懸命に生きるように、国家あるいは民族としても覚悟を定める時が来るかもしれません。


2011年4月12日 一条真也