尾道

一条真也です。

尾道市に来ています。
わたしにとって、長らく尾道は憧れの街でした。
前から一度、尾道に来てみたかったのです。
今日、その夢がようやく実現できました。


                     尾道駅前の広場で

                     渡し船のりばで


尾道市は、岡山市と広島氏のほぼ中間に位置している都市です。
瀬戸内海に面していますが、対岸の向島との間は「尾道水道」と呼ばれます。
1999年5月には「しまなみ海道」が開通し、四国の今治市と陸路で結ばれました。
現在、高速道路の「中国横断自動車道」(尾道松江線)が建設中ですが、これが開通すれば、尾道は「瀬戸内の十字路」として利便性が向上することでしょう。
ブログ「尾道空き家再生」に書いた社会貢献基金助成金の交付式を終えた後、一緒に来ていた「全互協の康夫ちゃん」こと山村さんと尾道の街を散策しました。


             映画「裸の島」にも登場したロープウェイの中で


まず、駅前からバスに乗って「長江口」まで。
そこから千光寺ロープウェイに乗って、素晴らしい尾道の景色を上から見ました。
ブログ「裸の島」で紹介した新藤兼人監督の名画にも、このロープウェイが登場します。
孤島に住む貧しい一家が釣り上げた鯛を売るために尾道にやって来るのです。
なんとか鯛を売った後、一家はロープウェイを楽しみ、食堂でカレーライスを食べる。
鮮烈な印象を受けた、忘れがたい名シーンでした。


                  全互協の山村さんとツーショット

                  瀬戸内みかんソフトを食べました


ロープウェイで山頂まで登ると、そのまま展望台へ上がりました。
さらに目の前に瀬戸内海の絶景が広がります。
近くにいた初老の紳士が「一緒に写真を撮ってあげましょう」というので、わたしは山村さんとツーショット撮影してもらいました。
そして、展望台を下りてから、瀬戸内みかんソフトクリームを食べましたが、非常に美味でした。それから、ゆっくりと2人で「文学のこみち」を下って行きました。


                      鼓岩の上で

                     力士の手形碑で

                     頼山陽像の前で


しばらく歩くと、「鼓岩」という場所に出ました。なんでも、NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」のオープニングに登場する岩だそうです。
鼓岩の前には、力士の手形の碑なるものがありました。
その横には、『日本外史』を書いた頼山陽の像もありました。


                      千光寺にて

                     三重岩の下で


さらに下ると、観音霊場の札所である「千光寺」に辿り着きました。
大同元年(806年)の開基といわれています。「赤堂」と呼ばれる朱塗りの本堂は、除夜の鐘で有名な鐘楼とともに尾道のシンボル的な存在になっているとか。
また、ここには「三重岩」という有名な奇岩もあります。
鎖をつたって山頂に登るという石鎚山への入口もありました。
非常に神秘的な「気」に溢れる場所で、明らかにパワースポットだと思います。
わたしは、ますます尾道が好きになりました。


2011年5月20日 一条真也