48歳差の再婚

一条真也です。

今朝一番で「介護イノベーター」ことエヌ・ビー・ラボの清原晃代表にお会いしました。
そして、ついに高専賃事業についての契約書を正式に交わしました。
いよいよ、わが社も日本の介護イノベーションに本格的に取り組みたいと思います。


                  「スポーツ報知」6月27日号


さて、話題はガラツと変わりますが、今朝の「スポーツ報知」を開いて、仰天しました。
映画監督の鈴木清順氏が、なんと48歳年下の女性と再婚していたというのです。
鈴木清順監督といえば、わたしの最も好きな映画監督の1人です。
いま88歳ですので、お相手の女性は40歳ということになります。いやあ、驚きました。



清順監督は再婚で、97年に47年間連れ添った前妻を亡くされています。
関係者によると、再婚した女性と知り合ったのは5年ほど前だそうです。
女性は、映画をDVDなどに編集する会社の編集者で、清順監督の大ファンだとか。
映画に造詣が深い女性と監督はすぐに意気投合したといいます。
清順監督は数年前、知人年賀状を送りましたが、そこに「生活をともにする人ができました」と記していたそうです。



現在、清順監督は車椅子で生活しているそうです。
また、持病の肺気腫のため、常に酸素ポンプを装着されています。
親しい関係者は「一人暮らしは危険ですし、世話をしてくれる奥さんができたのはありがたいこと。周囲もみんな祝福している」と話したとか。
今年4月に東京の上野で「清順監督の米寿を祝う会」が開催されましたが、そこでも、女性がかいがいしく身の回りの世話をしていたそうです。



それにしても、48歳差というのは、日本人の中でも記録的ではないでしょうか。
少なくとも、芸能人や文化人を含めた「有名人」の中では最大の年齢差でしょう。
それにしても、48歳の差といえば、わたしの年齢がいま48歳ですので、今年生まれた赤ちゃんとわたしが結婚するのと一緒です。その差は、ちょうど干支の4周ぶん!



無縁社会」などという妄言が流行し、「生涯未婚」も心配される中で、じつに素晴らしい快挙だと思います。心から「おめでとうございます!」と言いたいです。
わたしは、「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」「夢二」の三部作を日本映画史に残る大傑作だと思っています。いずれも幻想的で、もう何回も観直しています。
清順監督は現在、新作の準備を進めているそうです。
おそらく、奥さんの存在が励みになっているのでしょうね。
ぜひ、三部作に負けない名作を作ってほしいものです。
今朝は、ずっと「介護イノベーション」について打ち合わせていたわけですが、清順監督の生き方に、理想の余生を見せてもらったような気がします。


2011年6月27日 一条真也