小さいおじさん

一条真也です。

今日は、骨折後初めて両足に靴を履き、会社の近くのコンビニに行きました。
久々に入ったコンビニには、いろいろなものが売られていました。
ガム類、スナック菓子、お酒、そして大好きなコンビニ・マンガ・・・・・。
その中でも、ものすごいインパクトで目に飛び込んできたものがありました。


                   「九州スポーツ」7月1日号


それは、入口脇の新聞コーナーに置かれているスポーツ新聞でした。
数種類のスポーツ紙が並べられている中で、ひときわ「俺を読め!」というオーラを発しているのは、やはり「九州スポーツ」(東京スポーツ)です。
九スポ東スポ)の1面の見出しといえば、世界に誇る(?)日本のサブカルチャーとして知られていますが、今日はなんと、「衝撃 妖精写真初公開」でした。
その隣には「15センチおじさん」と赤字で大書され、「テレビ番組で話題の『小さい怪物』は実在した!!」、さらには「ユーミン、浜ちゃんも見た」と書かれています。


                   「九州スポーツ」7月1日号


「こりゃあ、おおごとじゃ〜!」とつぶやいたわたしは、早速、棚からひったくるように1部を買い求めて、「ううっ〜」と唸りながら貪るように読みました。
それによると、オカルトに詳しい作家の山口敏太郎氏が所持している写真に3人の妖精のような男性が写っているというのです。
写真は1972年、秋田県の保育園の遠足で撮ったもので、ある神社でのひとコマです。
1人の少女の足元に、15センチぐらいの“のっぺらぼう”の3人組がはしゃいでいるというのです。新聞には「この写真を実際に見た多くの人は『おじさんに見える』と証言する」と書かれていますが、わたしは目が悪いせいか、また心が汚れてしまっているせいか、おじさんには見えませんでした。
それにしても、こういったネタを堂々と1面に持ってくる新聞は素敵すぎますね!(笑)


               「借りぐらしのアリエッティ」のDVD


じつは最近、「小さいおじさん」に関心のある人々ブログにアクセスしてきています。
スタジオジブリのアニメ「借りぐらしのアリエッティ」のDVDが発売された関係でしょうか、ブログ「借りぐらしのアリエッティ」へのアクセスが急増しています。
わたしは、「借りぐらしのアリエッティ」の感想を述べていく中で、「小人とは何か」について考えました。一般には、「妖精」がその正体ではないかとされています。
原作はイギリスの物語ですが、ケルト民話の影響で、イギリスには妖精を信じている人が多いとか。あのコナン・ドイルでさえ、妖精写真というものを信じたほどです。



妖精はこの世に実在すると考え方もあります。
それを見ることができるのは、幻視者と呼ばれる人々です。
日本でも、宮沢賢治などは妖精を見たという逸話が残っています。
関係者の証言によれば、賢治が木や草や花の精を見たとか、早池峰山で読経する僧侶の亡霊を見たとか、賢治が乗ったトラックを崖から落とそうとした妖精を見たとか、そういったおどろくべきエピソードがたくさん残されています。


最近の日本では、「小さいおじさん」という都市伝説が流行しています。
おそらくは街の妖精ではないかと思われる、体長10〜15センチぐらいの小さいおじさんを目撃した人々がたくさんいるのです。特に芸能人の目撃者が多いようです。
松本人志渡辺徹釈由美子平山あや中島美嘉、柳原可南子、森久美子、伊集院光的場浩二、さらにはV6の岡田准一TOKIO長瀬智也といった人々も目撃体験談を話しています。松本人志は、「ちっちゃいおっさん」と表現していました。
今日の新聞によれば、その他にも、松任谷由実、浜田雅弘、宮迫博之小池栄子といった人々も「小さいおじさん」を見ているそうです。



小さいおじさんを撮影したという写真なども大きな話題になっています。
有名なのは、93年に北新宿で撮影されたものです。
「研ぎ」の看板の上にチョコンと座っています。
詳しい事情を知りたい方は、ここをクリックして下さい
今日の新聞に紹介されている、「ハシャぐのっぺらぼう3人組」のボンヤリとした写真よりはずっと明瞭な妖精写真ではないかと思います。
もちろん、写真の真偽についてはわかりませんが・・・・・。



小さいおじさんは神社によく出るらしく、東京都杉並区の大宮八幡宮が名所だとか。
わたしは、小人や妖精というものを見たことはありません。
小人や妖精がいるかどうかも知りません。
でも、いたほうが楽しいなとは思います。
だって、そのほうが世界は何倍も豊かになると思いませんか?
それにしても、久しぶりに靴を履いてコンビニに入ったら、いきなり衝撃的な経験をしてしまいました。やっぱり、フツーに買い物できるって素晴らしいですね!


2011年7月1日 一条真也