金澤翔子の書

一条真也です。

ビッグ・ニュースが飛び込んできました!
本日の17時から2012年度のNHK大河ドラマ平清盛」の出演者発表が行われ、そこで題字も発表されました。それが、なんと金澤翔子さんの書だったのです。
詳しくは、大河ドラマ「平清盛」オフィシャルサイトを御覧下さい。


              大河ドラマ「平清盛」オフィシャルサイトより


金澤翔子さんといえば、ブログ「天使」にはじまり、ブログ「天使の軌跡」ブログ「涙の般若心経」ブログ「天使の『天下布礼』」ブログ「天使との再会」などで紹介してきたダウン症の天才女流書家です。すでに書の世界では知らない者はおらず、全国的にも有名になった翔子さんですが、大河ドラマの題字を書くというのは文字通り、書道界の第一人者として公に認められたようなものです。
翔子さんは、今回の題字について、以下のようなコメントを述べています。
「書にこめた思い――金澤翔子
平清盛様。清盛さんは強くて、大きくて、優しいから、
私は大好きになって、頑張っていっぱい書きました。
海の中に大きな神様の家を作った清盛さんは凄いのに、
清盛さんのお像はきれいだった。
私は清盛さんに祈って、お願いして、お話をしながら、
平清盛』を心をこめて書きました。」


                  金澤泰子さん・翔子さん親子と


じつは、6月10日の夜に金澤さん母娘と会食した際、お母さんの泰子さんが「もうすぐ、翔子に関するビッグ・ニュースがありますよ」と言われていました。
わたしが「何ですか?」といくら訊ねても、「今は言えないんですよ」の一点張りでした。
それが今回の大河ドラマの題字だったわけですが、それにしても驚きました。
翔子さんの素晴らしい書は、わが社に大きなエネルギーを与えていただいています。
まず、昌アートの大川原有重さんのお力添えによる天使の「天下布礼」の書。
これは現在、額に入れられてサンレーの社長室で大切に飾られています。
翔子さんが10歳の頃に書いた「涙の般若心経」は、グリーフケア・サロンである「ムーンギャラリー」に飾られ、愛する人を亡くした方々の悲しみを癒しています。
また、ブログ「サンクスフェアin北九州」ブログ「サンクスフェアin小倉」でご紹介したように、わが社のイベントで「希望光」の書を席上揮毫をしていただきました。


            「縁」の書が入った祭りの団扇(左が表、右が裏)


さらに、最近では「縁」という字を書いていただきました。
今月6日・7日と盛大に開催された「わっしょい百万夏まつり」の団扇に「縁」の書を使わせていただきました。数万人の人々が「縁」の団扇を持っている姿はまさに「有縁社会」のイメージそのもので、わたしは涙が出るほど感動しました。
なお、「縁」の書は、サンレー創立45周年記念として制作される凧(有縁凧)にも使わせていただく予定です。みなさんにもプレゼントいたしますので、お楽しみに!
翔子さんの「般若心経」は、多くの遺族の方々を癒してくれました。
翔子さんの「希望光」は、多くの被災者の方々を勇気づけてくれました。
翔子さんの「縁」は、無縁社会を有縁社会へと変えてくれることでしょう。
すべては、「天下布礼」の流れの中にあります。



NHKの「無縁社会」キャンペーンはいただけませんでしたが、今回の大河ドラマの題字は大ヒットでした。正直言って、NHKを見直しました。
わたしもHPで題字を見ましたが、素晴らしいですね。
強くて、大きくて、優しい平清盛の姿が浮かんでくるような書です。
翔子さん、本当に、おめでとうございます!
あなたの書、いや、あなたは日本人にとって希望の光です。


                    「天下布礼」の書の前で


2011年8月8日 一条真也