隣人愛の贈呈式

一条真也です。

今日は8月の最終日ですが、北九州は非常に暑かったですね。
夕方、八幡東区荒生田にある北九州ホームレス支援機構を訪問しました。
ホームレスの方々の「人間の尊厳」を守るための寄付金をお届けするためです。
最初に、わたしが「隣人愛の実践者」こと奥田知志理事長にわが社からの目録を贈呈させていただきました。次に、奥田理事長から丁重な感謝状を頂戴しました。


                北九州ホームレス支援機構の前で

                 目録と感謝状を互いに持って


寄付贈呈式が終わった後、奥田理事長とお話しました。
北九州市の福祉行政のことから東北の被災地の方々の就労支援まで、じつに多くのことについて語り合いました。ホームレスの方々の情報権を守るための方策としてソフトバンクからiPadを提供してもらう話など、非常に興味深く聞きました。
驚いたのは、最近、奥田理事長は文化人類学者の上田紀行さんと東京で対談されて、その後、上田さんが小倉に来られて一緒に飲んだそうです。
ブログ『生きる意味』にも書いたように、上田さんは昔からよく存じ上げています。
ともに鎌田東二先生の義兄弟であり、鎌田ファミリーの一員なのです。その上田さんと奥田理事長が大いに意気投合したことを知り、人の縁の不思議さを感じました。
やはり、この世の中は「有縁社会」なのですね!


                   いろんなことを話しました

                   東八幡キリスト教会の前で


その後、すぐ近くの東八幡キリスト教会にお伺いし、その中でもいろいろお話しました。
築60年を超えるこの教会は、NHK「プロフェッショナル〜仕事の達人」にも登場したそうです。教会の中でも奥田理事長は、やはり聖職者としての威厳に満ちていました。
また、祭壇脇の奥の小部屋には、行旅死亡人を含む多くの身寄りのない方々の遺骨が所狭しと納められていました。
わたしは、その方々の霊前で手を合わさせていただきました。
奥田理事長は、「本来、教会というのはシェルターなんですよ」と言われていました。
もっと多くの問題について、奥田理事長と語り合いたいです。
今度、ぜひ新聞紙上で正式に対談したいと思います。


2011年8月31日 一条真也