受章祝賀会

一条真也です。

台風15号直撃の東京に来ています。
昨日は全互連、今日は全互協の理事会が開催されました。
今日の全互協理事会は、大塚のホテルベルクラッシック東京が会場でした。


                  受章祝賀会が開催されました


理事会終了後は、業界関係の祝賀会が同ホテルで開催されました。
全互協の前会長である(株)ラックの柴山社長が旭日小綬章を受章されたお祝いの会です。全互協副会長の斎藤ベルコ社長が司会を務められ、同じく全互協副会長の117の山下117社長が開会の辞を行いました。
続いて、全互協会長の杉山あいネット静岡会長の挨拶の後、全互協副会長である日本セレモニーの神田社長が受章に至る経緯を説明されました。
そして、いよいよ受章された柴山社長による謝辞です。柴山社長は、かの吉川英治の「我以外皆我師」という言葉を引かれて感謝の言葉を述べられました。
それから、互助会保証株式会社の藤島社長の挨拶を挟み、全互協元会長の吉田メモリード社長による乾杯の音頭が行われました。


               メモリードの吉田社長の音頭による乾杯


旭日小綬章といえば、わが社の佐久間進会長も2007年に受章しました。
また、佐久間会長は1981年に紺綬褒章を、1999年に藍綬褒章を、それぞれ受章しており、多くの方々にお越しいただいて祝賀会が開かれました。
わたしは、今日の柴山社長の祝賀会を本当に楽しみにしていました。というのも、わたしは「おめでとう」という言葉が大好きなのです。そして、「祝う」という営み、特に他人の慶事を祝うということが人類にとって非常に重要なものであると考えています。 



祝いの心とは、他人の「喜び」に共感することです。
それは、他人の「苦しみ」に対して共感する「見舞う」という営みの対極に位置するものですが、じつは両者とも他人の心に共感するという点では同じです。
よく、「他人の不幸は蜜の味」などといわれます。たしかに、そういった部分が人間の心に潜んでいることは否定できません。でも、だからといって居直ってそれを露骨に表現しはじめたら、人間終わりです。社会も成立しなくなります。他人を祝う心とは、まさに人間ならではの、最高にポジティブな心の働きだと思います。


                柴山社長、おめでとうございました!


勲章や褒章といったものは、社会のために尽くした人を認めるための文化装置ではないでしょうか。よく「勲章など俗物的だ」などと軽侮する者が文化人などにいます。せっかく社会が認めるものを否定するのは、素直さのない、ひねくれ者でしかありません。
あの何よりも権威から縁遠かった本田宗一郎でさえ、勲一等瑞宝章の叙勲が内定したとき、「嬉しいよ。生きているうちに勲章を貰えるのが一番いい。死んでからじゃ意味はねえよ。それに勲一等を貰った技術屋というのは少ないんですよ。その意味でも認めていただいたのは嬉しいよ」と語ったそうです。やはり、世のため人のために尽くした人が社会的に認められるというのは大切なことではないでしょうか。



今夜は、骨折以来久しぶりに顔を出した業界の集まりということもあり、多くの先輩や仲間たちと語り合うことができ、非常に有意義な時間を持つことができました。
特に今夜は、メモリードの吉田茂視社長、セルモの安田社長という九州に本拠を置く互助会の先輩経営者の方々とじっくりお話ができて勉強になりました。
もちろん、受章された柴山社長も九州の互助会経営者です。
柴山社長は、受章記念に『ストーリーで語る強い会社の創り方』(致知出版社)という著書を出され、祝賀会の参加者一同に配られました。
柴山社長、本当におめでとうございました!


                   受章記念に刊行された本


2011年9月21日 一条真也



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