本の動画

一条真也です。

出版界の真実一路」こと現代書林の坂本桂一社長からメールが来ました。
同社から刊行されているグリーフケアの書『愛する人を亡くした人へ』の内容を紹介した動画をYouTubeにアップしたとのことでした。


同書には、全部で15通の手紙が掲載されています。
今回は、第1信「別れ〜愛する人を亡くすということ」が動画になっています。
BGMは、バッハ作曲の管弦楽組曲第3番の第2曲「Air(エア)」です。
そうです、通称「G線上のアリア」として知られる名曲ですね。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で、指揮はかのフルトヴェングラー。1948年の録音です。
早大グリークラブの出身で、クラッシック通でもある坂本社長らしい選曲です。
荘厳なバッハの調べにのって流れる言葉は、もちろん自分が書いた言葉ではありますが、非常に新鮮で心に染み入る感じでした。
死別の悲しみに沈んでいる多くの方々のうち1人でも、この動画の存在を知ってほしいと思います。そして、それが縁で『愛する人を亡くした人へ』を実際に手に取って読んでいただき、その心が少しでも軽くなることを願っています。


                  悲しみを癒す15通の手紙


このように書籍の内容をYouTubeにアップすることは、最近の出版界では珍しくなくなってきました。有名なところでは、ブログ『僕を支えた母の言葉』で紹介した「人間学の専門家」こと野口嘉則さんの著書が有名です。
この本の動画は、なんと200万件以上のアクセス数になっています。すごいですね!
野口さんといえば、ブログ「引き寄せの法則?」に書いたように、『愛する人を亡くした人へ』を自身のブログで紹介していただいたことがあります。
また、ブログ『人は死なない』で紹介した東大医学部教授で臨床医の矢作直樹さんの著書でも『愛する人を亡くした人へ』が紹介されています。
じつは、わたし宛てに矢作さんからのお手紙が現代書林に届いたとか。
「早速、転送します」と坂本社長のメールには書かれていました。
どういった内容かは知りませんが、いろんな本を書いている著者同士の縁が結ばれて、「こころ」のネットワークが形成されれば素敵なことですね。


現代書林は、他にも自社の刊行物の動画をアップしていました。
「感涙ムービー『お母さんのハンバーグ』」という動画です。
ベストセラー『すごい弁当力!』などの著者、佐藤剛史氏の新刊『自炊 男子 「人生で大切なこと」が見つかる物語』の中のエピソードです。 
地方の高校から東京の大学に合格し、一人暮らしを始めた女子大生の話です。
これが、わたしの長女にそっくりなシチュエーションなんですよ!
しかも、なぜか言葉が小倉弁なんですよ! どうして?
それと、ハンバーグはわたしの妻の得意料理でもあり、わたしの母の得意料理でもあるんですよ! ということで、わたしはこの動画を見ながら、長女のことを思い出してしまい、また母のことを思い出してしまって、ハンカチをぐっしょりと濡らしてしまいました。
まさに、これは、わたしのために作られたような感涙ムービーではないですか!
YouTubeの動画は、21世紀に生まれた新しい表現スタイルです。
このスタイルは、出版の世界に大きな影響を与えるような気がします。


2011年9月30日 一条真也