長良川の鵜飼

一条真也です。

サンレー北陸の社員旅行に合流しています。
宴会を早めに切り上げて、長良川名物の鵜飼を楽しみました。


                       屋形船にて

                     ここでもカンパイ!

                   花火が打ち上げられました


まずは屋形船に乗船して、またもや缶ビールで乾杯。
わたしはお手洗いが近いほうなので、飲みすぎないようにしないとヾ(´ε`;)ゝ…
ビールをチビチビ飲んでいると、花火が4発打ち上がりました。
長良川の鵜飼は古典漁法を今に伝える岐阜市の名物です。
その歴史は古く、約1300年前までさかのぼることができるそうです。
織田信長徳川家康など時の権力者たちの保護を受けました。あの俳聖・松尾芭蕉も「おもしろうて やがてかなしき 鵜舟かな」という有名な一句を残しています。世界の喜劇王チャップリンも、昭和11年と昭和36年に2度にわたって体験しています。
チャップリンが鵜匠をアーティストと賞賛し「ワンダフル」を連発したことは有名です。


                    これが、長良川の鵜飼だ!

                     鵜飼を堪能しました


日本の伝統漁法の1つである鵜飼は、鵜匠が10〜12羽の鵜を見事な手縄さばきで操り、鵜が次々に鮎を捕ります。鵜匠は代々世襲制だそうです。
常日頃から鵜と一緒に生活しているので、鵜匠と鵜はじつに息の合った動きを見せてくれます。そして、見事に鮎を捕らえてくるのです。
かがり火を焚いた鵜舟が暗闇に満ちた水面にゆっくりと現れるさまは幻想的です。
岐阜城もライトアップされ、霧にけむりながら山上に浮かび上がっていました。
船から鵜が鮎を捕らえる様子を眺める事ができますが、眼前で勇壮な歴史絵巻が繰り広げられます。どこからか、信長の「人生わずか五十年」の謡の声も聞こえてきます。
まさに「幽玄の世界」そのもので、能舞台を見ているような気分になりました。


                   能舞台を見ているようでした


2011年10月6日 一条真也