東京大学

一条真也です。

勇気の人」こと矢作直樹先生にお会いした後、東京大学の構内をぶらりと歩いてみました。じつは、わたしは子どもの頃に両親と一緒にここを散策したことがあります。
たしか、「三四郎池」の前で撮影した写真があったように思います。
父が「日本に大学は1つしかない。それは、東大じゃ」と言ったことを憶えています。
それ以来、「いっぱい勉強して、東大に行くぞ!」と子ども心に思いました。


                     久々に訪れました

                     東京大学の正門


あいにく、わたしは共通一次試験対策のように満遍なく点を取る勉強が苦手でした。
それで、国立ではなく私立をめざし、結局は早稲田大学に入学しました。
わが子を東大に入れるという父の夢は、弟が代わりに果たしてくれました。
ちなみに弟夫妻は、ともに東大の法学部を卒業しています。
甥っ子も開成高校に通っているので、両親と同じ道を歩むかもしれません。


                  東大のシンボル・安田講堂

                 もし東大に入学していたら・・・


安田講堂をしばし眺めながら、わたしは、かつてこの場所にたった1人で乗り込み、たった1人で東大全共闘を相手にした三島由紀夫のことを想いました。
それから、「もし、自分が東大に入学していたら・・・」という想像をしてみました。
もしドラ」ならぬ「もしトー」ですな。
でも、どう考えても、わたしは東大タイプではありません。
きっと違和感を抱えたまま生きたのではないかと思います。
やはり、わたしは母校の早稲田大学が性に合います。
じつは明日の夜、卒業以来25年ぶりの同窓会が高田馬場で開かれます。
明後日の日曜日は、「早稲田大学ホームカミングデー」が開催されます。
なつかしい学友たちとの再会が今から楽しみです。


2011年10月14日 一条真也