酒飲む人

一条真也です。

昨夜は、「新北九州を考える会」に参加しました。
珍しく、(株)九銀不動産鑑定所の二村先生が来られていました。
わたしは思わず駆け寄って、ご挨拶しました。この方にはお世話になったのです。


                      二村吉則先生
                   

九州を代表する不動産鑑定士である二村先生は、わたしの高校の先輩です。
大学は青山学院を卒業されたのですが、青学のオシャレな雰囲気とはちょっと違って(失礼!)、非常に豪快でバンカラな方であります。
でも、お父上は有名な弁護士、2人のお兄さんはそれぞれ公認会計士不動産鑑定士ということで、二村ファミリーは非常に優秀なのです。
「新北九州を考える会」は、かつて某銀行が主催していた「平成会」という若手経営者の勉強会を前身とします。その平成会で、初めて二村先生と知り合いました。
ダンディ・ミドル」ことゼンリンプリンテックスの大迫会長や、「月の織女」こと染織家の築城先生ご夫妻などとよく一緒に飲ませていただきました。わが家でクリスマスの時期に開催したホーム・パーティーにも何度もお越しいただきました。


二村先生はカラオケがとてもお上手で、特に村田英雄の「皆の衆」は絶品です。
先生が「皆の衆」を歌いだすと、とても浮かれたムードになってしまいます。
二村先生は「皆の衆の会」というものを組織して、高校の同級生と定期的に集まっているそうです。会場は、小倉駅前のビルの地下にある「庄助」というオデン屋さんです。
このお店の大将も小倉高校で二村先生と同級生でした。わたしも何度か「庄助」で飲んだことがありますが、オデンが美味しくて庶民的な良いお店です。
先月も社員と一緒にフラリと立ち寄ったところ、カウンターで二村先生が1人で渋く飲んでおられました。そのとき、先生は「同級生の店に来てくれて、ありがとう」と何度も何度も言われていました。とても友情に厚い方なのだと、改めて感銘を受けました。
「皆の衆の会」まで組織される二村先生は、同級生たちとの「学縁」をとても大事にされています。その意味で、「皆の衆」は“有縁社会”のテーマソングかもしれません。



最初にお会いしたときから、二村先生はなぜだか、わたしのことを気に入って下さって、いつも励ましてくれました。「おまえは偉くなる」とか「いずれ、北九州の星になる」とか「北九州を救うのは、おまえしかおらん」とか言って下さいました。
あまり、いつもそんなことを言われるので一時は「もしかして、ほめ殺しでは?」と思ったこともありましたが、今では心から感謝しています。
平成会にいた頃は、東京から北九州に戻ったばかりで、会社もいろいろと問題を抱えており、わたしの心にも将来への不安がありました。
そんなとき、二村先輩のエールにどれほど救われたことでしょうか。
二村先生の口癖に「10年後は、おまえの時代よ」という言葉がありました。
穴があったら入りたいほどに恐縮してしまいますが、昨夜は「あれからとっくに10年経ったのに、まだおまえの時代が来とらんじゃないか!」と叱られました。


                 二村先輩にお酌をさせていただく


二村先生は、ものすごい酒豪として有名な方です。
特に日本酒を好まれ、燗酒をいくらでも飲まれます。ホームパーティーでも、みんながワインを飲んでいるのに、1人だけ「日本酒が飲みたい」と言われるような方なのです。
ところが、昨夜は「日本酒はすぐ酔っぱらうので、今日は焼酎のお湯割りにするわ」と言われました。わたしが「まあそう言わずに、お銚子を1本だけいかがですか」とおすすめしたところ、「じゃあ、1本だけ・・・」と控えめに飲み始めました。
ところが、最初の一口で火がついたのか、その後もガンガンお銚子をお代りして、日本酒を飲むのです。おそらく1升以上飲まれたのではないでしょうか。
しまいには、空になったお猪口を差し出して、「おい、酌をせんか!」と怒り出す始末です。後輩のわたしは、「気がきかなくて、すいません!」と謝りながらお酌をさせていただくのでした。でも、日本酒を浴びるように飲まれる二村先生の姿を見ながら、わたしは「これぞ、益荒男・・・」とつぶやいていました。
来年、二村先生は小倉ロータリークラブの会長に就任される予定だそうです。
どうか、飲みすぎて体を壊さないように気をつけて下さいね。
久しぶりに先輩とお会いでき、一緒に飲めて、とても嬉しかったです。
不肖の後輩ですが、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。


2011年11月3日 一条真也


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