有縁凧

一条真也です。

今月は、わが社の創立記念月です。
各種の記念行事が続いて何かと忙しいですが、気持ちには張りがあります。
今日は、創立45周年記念の「有縁凧」が完成しました。


                   ついに有縁凧が完成しました


有縁凧は、「縁」と大きく書かれた凧です。
見事な字は、「天使」こと金澤翔子さんによるものです。
ブログ「金澤翔子の書」で紹介した団扇でも使わせていただいた字です。
金澤翔子さんは、NHK大河ドラマ「平清盛」の題字も書いておられます。
翔子さんの素晴らしい書は、わが社に大きなエネルギーを与えていただいています。
まず、昌アートの大川原有重さんのお力添えによる天使の「天下布礼」の書。
これは現在、額に入れられてサンレーの社長室に大切に飾られています。
それから、翔子さんが10歳の頃に書かれた「涙の般若心経」がグリーフケア・サロンの「ムーンギャラリー」に飾られ、愛する人を亡くした方々の悲しみを癒しています。


                 「有縁社会」のシンボルにしたいです


それにしても、なぜ凧なのか?
ブログ「凧のように生きる」のように、わたしは人間の幸福をよく凧にたとえます。
現代人はさまざまなストレスで不安な心を抱えて生きています。ちょうど、空中に漂う凧のようなものです。そして、凧が安定して空に浮かぶためには糸が必要です。
さらに安定して空に浮かぶためにはタテ糸とヨコ糸が必要です。
タテ糸とは時間軸で自分を支えてくれるもの、すなわち「先祖」です。
また、ヨコ糸とは空間軸から支えてくれる「隣人」です。
この二つの糸があれば、安定して宙に漂っていられる、すなわち心安らかに生きていられる。これこそ、人間にとっての真の「幸福」の正体ではないかと思います。



ブータンや沖縄の人々は宗教儀礼によって先祖を非常に大切にします。
また、隣人を非常に大切にして人間関係を良くしています。
だから、ブータンや沖縄も幸福度が高いと言われているのです。
しっかりとした縦糸と横糸に支えられて、幸福なのです。
冠婚葬祭業とは、まさに「先祖」と「隣人」を大切にするお手伝いをする仕事です。
人間が心安らかに生きていくための縦糸と横糸を張る仕事です。
わたしたちは、「幸福」そのものに直結している仕事をしているのだと思っています。


この有縁凧は「有縁社会」のシンボルだと思っています。
わたしは、この有縁凧を大空に揚げてみたいです。
日本中の空で揚げてみたいです。東北や沖縄の空でも揚げてみたいです。
それこそ、日本香堂さんの「青雲」のCMのように連凧も浮かべてみたいです。
日本香堂の小仲正克社長とは『香をたのしむ』(現代書林)という本で対談しましたが、「縁を大切にする社会をつくるため、お互いに頑張りましょう」と誓い合いました。
日本中に有縁凧が浮かんで、金澤翔子さんが書いて下さった「縁」のパワーが満ちる。
そして、この世が本当に有縁社会になることを祈っています。



今日は、朝から「隣人愛の実践者」こと奥田知志さんが来社されました。
ブログ「北九州へ!」に書いた被災者の方の就労サポートの件でした。
実際に東北から来られている方を紹介していただき、わが社の会社説明をさせていただきました。まだ福島にご両親がおられるとのことで問題は残っていますが、ぜひ入社していただけることを願っています。すべては、御縁だと思いますが。
ブログ「隣人対談」に書いた奥田さんとの対談も、いよいよ明日の「朝日新聞」に掲載されます。多くの方々との御縁を生かしながら、「無縁社会」を乗り越えたいです!


2011年11月4日 一条真也