献本日和

一条真也です。

日々書いている書評ブログのせいか、最近、献本が多くなりました。
さまざまな著者の方や、出版社の編集者の方から送られてきます。
今月もすでに数十冊が届いていますが、今日も4冊届きました。
いずれも興味深く、じっくり読みたい本ばかりです。


                     今日届いた4冊


今日届いた本は、以下の通りです。
まずは、『ジョブズ伝説』高木利弘著(三五館)。
出版界の青年将校」こと中野長武さんが編集した本です。
先日、中野さんからは「一条さんは最近、ジョブズ関連本をお読みになっているようで、三五館もちょうど今月、ジョブズ本を刊行しまして、そちらを1冊献本させていただきたく存じます。著者は、日本で最初のマック専門誌『MACワールド日本版』を創刊、また『MAC LIFE』の創刊編集長でもあり、ジョブズ本人のインタビューも行うなど、ジョブズとアップルに造詣の深い高木利弘氏です」とのメールを頂戴しています。
「思いもよらないスティーブ・ジョブズ入門」ということで、「ジョブズとは何者であったのか?」「なぜこれだけの優れた製品を生み出せたのか?」といったことを日本人の視点から分析した、日本発(にして初)のジョブズ評伝だそうです。楽しみです。



次に、「バク転神道ソングライター」こと鎌田東二先生の新著『現代神道論』(春秋社)。
霊性と生態智の探求」というサブタイトルがついています。
帯には、「『神道』という日本人の生き方」と大書され、「『3・11』後の時代を見据え、霊性と生態智の視点から、原発と震災を超えて、日本人の生きる道を問う、刮目の書。」とも書かれています。待ちに待った鎌田先生の神道研究の最新成果です!
心して、読ませていただきたいと考えております。



それから、鎌田先生から紹介された方からも本が届きました。
『動物からの死のメッセージ』ス・ソンシェ著、イ・ヒョンナン訳(晃洋書房)です。
韓国で話題の書を緊急出版したもので、ブログ「九州で大地震?」で紹介した中央大学総合政策学部教授のイ・ヒョンナン氏が翻訳されています。帯には、「なぜ、地震のような惨事を経験しなければならないのか?」と書かれています。



そして、『危機の地球 希望を語る』イ・ヒョンナンとサロマ著(総和社)です。
カバー折り返しには、「地球は生きている生命体です。このまま推移すれば、とてつもなく大きな自然災害を通して、自ら浄化を開始するでしょう。地球人にとって、2011年は、危機を希望へと変える最後の機会になるでしょう」と書かれています。


                    佐藤修さんのHPより


毎日のように多くの本を献本していただくわたしですが、自分でも献本します。
最近は、「サロンの達人」こと佐藤修さんに新刊『ホスピタリティ・カンパニー』(三五館)をお送りしたところ、佐藤さんのHPで紹介していただきました。
社員へのスピーチ集である同書について、佐藤さんは次のように書かれています。
「社員向けの話だからどうせ内輪の内容だろうなどと思う人がいるかもしれません。
そういう人にこそ、本書を読んでほしいです。そこで語られている内容の深さや広さに驚くはずです。しかも全体が大きなビジョンで包まれています。
まさに『ビジョナリー・スピーチ』なのです」
いやあ、この言葉は心の底から嬉しかったですね。なぜなら、わたしはいつも「ビジョナリー・スピーチ」を目指して社員に語りかけているからです。


              「ビジョナリー・スピーチ」を目指しました


また、わたしが「ホスピタリティ」は今後の会社のみならず、社会全体の最大のキーワードだととらえ、人類が21世紀において平和で幸福な社会をつくるための最大のキーワードだとさえ言い切っていることに対して、佐藤さんは「その意味は、ぜひ本書で読み取ってもらえればと思います。スピーチを本にしていますので、とても読みやすいです。通読してもよし、座右において気の向くままに読んでもよし、です。短い一話一話から得る示唆は決して少なくありません。企業経営にまつわる本のように思われるでしょうが、決してそうではありません。生き方を考えさせられる本でもありますから、すべての人たちにお薦めしたい本です」とまで書いて下さいました。本当に、ありがたいことです。
今日は、大切な本を送って下さった方々、そして心に沁みる書評を書いて下さった佐藤修さんに感謝するばかりです。そう、今日は「ありがとう」日和ですね。


2011年11月28日 一条真也