六本木の夜

一条真也です。

東京に来ています。
昨日は、神谷町にある互助会保証株式会社を訪問しました。
ブログ「互助会保証講演」に書いた日以来の訪問です。このたび同社が「東アジア冠婚葬祭業国際交流研究会」という産学共同のプロジェクトをスタートさせることになり、わたしもメンバーに選ばれました。昨日、その初会合が開かれたので、参加したのです。


互助会保証が入る森ビル40番



「東アジア冠婚葬祭業国際交流研究会」は、韓国・台湾・中国・ベトナムシンガポールなどを調査対象国として、それらの国々における冠婚と葬祭と文化の実態を調べることを目的としています。また、宗教とのかかわり、儀式のあらましや流れと意味づけ、参加者の範囲と人数、わが国との共通点と相違点をまとめます。
さらには、お互いに取り入れられる部分があるかを分析し、今後のわが国業界のビジネスの高度化に資するものがないかを探ります。
わたしは、冠婚葬祭が人類の本能に基づく普遍的な文化であると思っています。
その存在意義を明らかにするものとして、この研究会に大いに期待しています。
昨日の初会合でも、小谷みどり氏(第一生命経済研究所・主任研究員)による「韓国と台湾の葬儀について」の非常に有意義な報告を聞かせていただきました。
それから、メンバーの中に愛グループの神田将取締役がおられましたが、現在は小倉に住んでいるとのことでした。神田取締役のご長男が小学2年生で、わたしの次女(小学6年生)と同じ小学校に通っており、なんと朝の通学用のバスまで一緒だそうです。
いやあ、やはり、この世は「有縁社会」ですね。


東京ミッドタウンにて

ミッドタウンのイルミネーション

街路樹のイルミネーションは白銀色でした

まるで地上の銀河です



長女も、次女と同じ一貫性の学校の中学・高校に通いました。
昨夜は、横浜に住んでいる長女を東京に出て来させました。
六本木のミッドタウンで待ち合わせして、イルミネーションを一緒に見ました。
名物の「スターライトガーデン」は青く輝き、まるで地上の銀河です。
当然のことながら、周囲はアベック(いまや死語か)だらけ。
こちらは、父娘の「わけありカップル」(笑)で幻想的な光景を楽しみました。
今年の冬は節電でイルミネーションも自粛かと思っていましたが、なかなかどうして!
最近のイルミネーションはLEDが中心です。
そのため、思ったよりも電力を消費しないのかもしれませんね。


六本木ヒルズにて

ヒルズタワー上空の月



ミッドタウンの後は、六本木ヒルズに足を延ばしましたが、タワーの上空に上る月(もうすぐ満月です)が綺麗でした。わたしは学生時代に六本木に住んでいましたが、このあたりもすっかり変わってしまいました。昔からある麻布警察署とか青山ブックセンターなどの前を通ると、なんだかホッとします。
長女とはクリスマス・グッズなどを買った後、食事して別れました。
今日は、これから来年1月に新横浜の「ソシア21」で開催される「無縁社会シンポジウム」について打ち合わせます。



このシンポジウムは全互協総会にあわせて開催されるものですが、豪華メンバーが集います。まず、「バク転神道ソングライター」こと宗教哲学者の鎌田東二氏(京都大学こころの未来研究センター教授)、「隣人愛の実践者」こと奥田知志氏(NPO法人・北九州ホームレス支援機構理事長)、「パラサイト・シングル」や「格差社会」などの造語で知られる家族社会学者の山田昌弘氏(中央大学教授)、日本を代表する宗教学者である島薗進氏(東京大学大学院教授)、そして不肖わたしが参加します。
コーディネーターは、イー・ウーマン代表の佐々木かをり氏です。
無縁社会を乗り越え、新しい「絆」をつくるための座談会となることを願っています。



今日は、佐々木かをり氏のイー・ウーマン本社を午後から訪問することになっているのですが、表参道にあるというオフィスの場所を調べたら、パーク・コーポレーションの本社と同じビルでした。パーク・コーポレーションは生花チェーンの「青山フラワーマーケット」を展開する会社で、社長の井上英明君は大学の同級生です。
それで、イー・ウーマンでの打ち合わせの帰りに井上君に会いたいと思って連絡したら、あいにく今日まで海外出張とのことでした。
今夜は、シンポジウム会場の下見をするために横浜に行きます。
横浜のイルミネーションも、すごく楽しみです。大都会では、空に星が見えないかわりに、イルミネーションという星を地上に創り出すのかもしれませんね。


2011年12月7日 一条真也