クアラルンプール視察

一条真也です。

海外視察4日目を終えました。午前9時にホテルを出発して、マレーシア工業開発庁、サイバージャヤ(IT・マルチメディア都市)、プトラジャヤ(首都機能都市)などを終日訪問し、活発に意見交換などをしました。
まずは朝の9時からマレーシア工業開発庁(MIDA)を訪れました。


マレーシア工業開発庁での意見交換会

マレーシアの産業政策がよく理解できました



それから、IT・マルチメディア都市としてのサイバージャヤを訪れました。
マハティール首相時代から、マレーシアはIT産業の育成に力を入れています。
また、日本のハイテク企業にも進出を呼びかけてきました。
今日も、念の入った日本企業向けのプレゼンテーションを受けました。


サイバージャヤの玄関で

サイバージャヤでプレゼンテーションを受ける



昼食はプトラジャヤ近くのマリオット・ホテルのイタリアン・レストランで取りました。
前日のマハティール元首相との昼食懇談会と同じようなメニューでしたが、ブロッコリーのスープとステーキが美味しかったです。
はっきり言って、今回の視察のテーマは「証券」「金融」「工業」「IT」といった具合に、わが社のようなホスピタリティ・サービス企業とは直接関係ない訪問先ばかりでした。
しかしながら、昼食と夕食をすべて異なるホテルで取りましたので、シンガポールとクアラルンプールを代表するホテルを片端から視察&体験できました。
実際に宿泊したマリーナ・ベイ・サンズ・シンガポール、マンダリン・オリエンタル・クアラルンプールの両ホテルをはじめ、シンガポールのグッドウッド・パーク、シャングリラ、ラッフルズ、フォーシーズンズ、クアラルンプールのマリオットといった高級ホテルを堪能しました。これが、わたしにとっては大きな収穫となりました。
それぞれ個性豊かな素晴らしいホテルばかりで、勉強になりました。


昼食会場のマリオット・ホテルの前で



昼食を終えて、次のプトラジャヤに行くまでには少しだけ時間がありました。
というのも、午後はイスラム教の礼拝が15時まであるため、それまで訪問できないからです。イスラームイスラム教信者)は、決まった時間に必ずアッラー祈りを捧げます。もちろん、祈っている間は絶対に仕事をしません。
それで、わたしたちは首相官邸やモスクなどで記念撮影などをして時間を潰しました。


マレーシア首相官邸の前で

マレーシア国旗の下で

祈りの時間の最中のモスクの前で


15時からは、プトラジャヤを視察し、ここでもプレゼンテーションを受けました。
マレーシア工業開発庁、サイバージャヤでもそうでしたが、ここプトラジャヤの会議室では全員の席にお茶と軽食が用意されていました。
ちなみにシンガポールの場合はお茶だけです。マレーシアのほうが随分サービスがいいですね。これも、マハティール首相時代からのホスピタリティの表れかもしれません。
マレーシアはもともと緑が豊かなのですが、首都機能都市であるプトラジャヤでは「緑」と「水」を非常に重視していることがわかりました。
このことを建築家の豊川裕子さんが指摘し、「やはり、人間が活き活きと働くためには、緑と水が欠かせないんですね」と発言されていたのが印象的でした。


プトラジャヤでのプレゼンテーション

マレーシアでは、お茶と軽食が必ず用意されます


2012年2月18日 一条真也