礼を求める業界

一条真也です。

昨夜、韓国から日本に帰国しました。
仁川空港から福岡空港までは、約1時間のフライトでした。
じつは、東京よりもソウルのほうが福岡に近いわけですね。


「互助会通信」最新号が届いていました



夜遅く帰宅すると、会社からの郵便物が大量に届いていました。
その中に、「互助会通信」の最新号が含まれていました。
わたしは大変疲れていたにもかかわらず、その最新号の隅から隅までを貪るように読みました。ここには、冠婚葬祭互助会の経営者および役員や社員にとっての必要な情報がすべて書かれているからです。


韓国の「互助マガジン」



ブログ「ソウルの夜」に書いたように、「互助マガジン」の発行人である朴大薫氏の講話を聴きました。そこで、互助会業界におけるメディアの重要性を再確認しました。
同じ仕事をしている同業の会社同士が情報を共有するということが何よりも大切であり、業界メディアのない場合は本物の「業界」ではないとさえ思います。
ラックの柴山社長によれば、業界紙や業界誌といものは業界の未来を方向づけ、バラバラの各社を1つに統合する力さえ持っているそうです。


「互助会通信」第402号



「互助マガジン」が韓国の互助会業界誌なら、「互助会通信」は日本の互助会業界紙です。その最新号である第402号には、ブログ「社会貢献基金助成金交付式」に書いたように、3月5日に東京・新橋の全互協本部で行われた交付式の記事が掲載されていました。交付された方々とわたしの記念撮影の写真もあります。
また、ブログ「無縁社会座談会報道」で紹介した「互助会通信」第401号の記事に続き、今回も1月18日に開催された新春座談会の内容が詳しく書かれています。


「互助会通信」第402号



さらに、わたしが「孔子文化賞」を受賞した記事まで掲載されていました。
わたしは全互協の広報・渉外委員長として、「互助会通信」の発行人でもあります。
ですから、この記事は手前味噌となるため掲載するつもりはまったくありませんでした。しかし、「全互協の康夫ちゃん」こと山村さんが「今回の快挙は業界のイメージアップになりますから、ぜひ記事を書かせて下さい」と言われました。それでも固辞するつもりでしたが、長谷川専務理事の「鶴の一声」で最終的に掲載された次第です。
業界関係者のみなさまには誠に不遜であり、恐縮しております。
しかしながら、そのような事情ですので、どうか御理解下さいますよう・・・・・。


『礼を求めて』の最終校ゲラ



わたしは、冠婚葬祭互助会業界とは、「礼」を求める業界であると思っています。
今朝、「出版界の青年将校」こと三五館の中野さんより郵便物が届きました。
5月に刊行予定の新刊『礼を求めて』の再校ゲラです。
孔子文化賞受賞の記念出版ということで、「なぜ人間は儀式を必要とするのか」というサブタイトルがついています。これまでのわたしの活動の集大成のような本です。
世間ではゴールデン・ウィークに突入したそうですが、30日までに校正を戻さなければいけませんので、いま懸命にチェックをしている最中です。



この本には、とにかく「礼」という文字が至る所に出てきます。
それらの「礼」の字を目にするたびに、背筋がピンとなる気がします。
そういえば、今回の韓国訪問ミッションも、「礼」を求めての旅であったと思います。
今回の視察旅行では、韓国の互助会、ブライダル企業、葬祭関連施設などを訪問し、非常に収穫が大きかったです。しかし今回の最大の収穫は、互助会の仲間のみなさんと一緒に行動し、業界の未来について語り合えたことでした。
これからも、素晴らしい仲間とともに「礼」を求めていきたいと願っています。


2012年4月28日 一条真也