「母の日」と「金婚式」

一条真也です。

今年も「母の日」が来ました。妻が作ったカーネーションのフラワー・アレンジを持って、実家を訪れました。母は、とても喜んでくれました。


妻が作った「母の日」のフラワー・アレンジメント



5月は、わたしにとって特別な月です。
5日の「子どもの日」、10日の自分の「誕生日」、そして「母の日」があるからです。
「母の日」は5月の第2日曜日なので、今年は8日というわけです。
幼いときから、いつもこの3つの「日」は3点セットでした。
最近は、この3つは実は同じことなんだと気づきました。
それは、自分を産んでくれた母親に感謝する日だということです。


「母の日」に母と一緒に



ヒトの赤ちゃんというのは自然界で最も弱い存在です。
すべてを母親がケアしてあげなければ死んでしまう。
2年間もの世話を必要とするほどの生命力の弱い生き物は他に見当たりません。
わたしは、ずっと不思議に思っていました。
「なぜ、こんな弱い生命種が滅亡せずに、残ってきたのだろうか?」と。
あるとき、その謎が解けました。
それは、ヒトの母親が子どもを死なせないように必死になって育ててきたからです。
出産のとき、ほとんどの母親は「自分の命と引きかえにしてでも、この子を無事に産んでやりたい」と思うもの。実際、母親の命と引きかえに多くの新しい命が生まれました。
また、産後の肥立ちが悪くて命を落とした母親も数えきれません。
まさに、母親とは命がけで自分を産み、無条件の愛で育ててくれた人なのです。


金婚式を祝う表彰状の前の両親



実家に行くと、見慣れない賞状が2枚飾られていました。
見ると、結婚50周年の「金婚式」を祝う表彰状でした。
叙勲協会というところから贈られたそうです。
今日は、「母の日」に加えて、両親の「金婚式」も祝うことができました。
今月18日には、わたしの「孔子文化賞」受賞の祝賀会が開かれます。
人のお祝いをするのは大好きなわたしですが、自分が祝われるのは苦手です。
でも、みなさんから祝っていただくということは誠にありがたく、幸せなことだと痛感しています。祝賀会の発起人になっていただいた方々をはじめ、当日参加して下さる方々、準備をして下さる方々に対して、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
でも、何よりもわたしをこの世に誕生させてくれた母に心から感謝したいと思います。


2012年5月13日 一条真也