新しい仲間たちへ・・・

一条真也です。

ブログ「新しい仲間たち」に、冠婚葬祭の名門企業である北九積善社から多くの社員がサンレーに入社したことを書きました。紫雲閣グループの人材の層がいっそう厚くなったわけですが、今日はその新しい仲間たちへの社長訓話を行いました。


サンレーについて説明しました



わたしに先立って、佐久間進会長が「会長訓話」を行いました。
わたしは、パワーポイントを使ってスクール形式で話をしました。
まずは、サンレーという社名の意味から説明しました。
その意味は「SUNRAY(太陽の光)」「産霊」「讃礼」と3つあります。
そして、経営理念である「S2M」についても説明しました。


「隣人の時代」についても語りました



さらには、わが社のすべての活動の背景には「礼」の精神があると述べました。
「礼」とは、わが社の事業である冠婚葬祭の根本となるものです。
それは「人間尊重」の心であり、その心を世に広めることが「天下布礼」ということです。
天下、つまり社会に広く人間尊重思想を広めることがサンレーの使命です。
わたしたちは、この世で最も大切な仕事をさせていただいていると思っています。
かつて織田信長は、武力によって天下を制圧するという「天下布武」の旗を掲げました。しかし、わたしたちは「天下布礼」です。武力で天下を制圧するのではなく、「人間尊重」思想を実践することによって世の中を良くしたいのです。
そして、「隣人の時代」を呼び込みたいのです。


心を込めて話しました



「礼の実践」が評価されて、わたしは孔子文化賞を受賞させていただきました。
しかし、孔子文化賞はわたし1人でなく、社員全員で受賞したと思っています。
これからも孔子文化賞の名に恥じないよう、「礼」を求めていきたいと思います。
サンレーは何の会社ですか」と聞かれたら、どのように答えるか。
多くの人は「冠婚葬祭の会社です」と答えることでしょう。でも、サンレーは結婚式や葬儀のお手伝いだけでなく、婚活支援サービスやグリーフケア・サポートも行っています。ホテルも経営していますし、隣人祭りも多数開催しています。そして今年からは、いよいよ高齢者介護事業に進出しました。 それらの事業はすべて「人間尊重」をコンセプトとしています。そして「人間尊重」をひとことで言うと「礼」ということになるでしょう。
そうです、サンレーとは「礼」の実践を生業とする「礼業」なのです。
世の中には農業、林業、漁業、工業、商業といった産業があります。
しかし、わが社の関わっている領域は「礼業」です。
「礼業」とは「人間尊重業」であり、「ホスピタリティ・インダストリー」の別名です。


互助会についても説明しました



それから、「事業の定義」に話題を移し、わが社が提供するものについて話しました。
わが社の事業の柱といえば冠婚・葬祭・互助会ですが、その三本柱はそれぞれ「平和」「平等」「人の道」を提供していると述べました。さらには、「互助会」について、「冠婚葬祭業」について、「サービス業」について・・・・・それぞれ、その本質を説きました。


みんな、熱心に聴いていました



わが社のようなホスピタリティ・カンパニーは、人がすべてです。
今日の訓示は1時間という短い時間でしたが、みんな真剣に聴いていました。
それに、みんな、わたしの話に興味を持ってくれていることが実感できました。
間違いなく、新しい仲間たちは「礼」の精神を理解してくれていると思います。
これからが、非常に楽しみです。


2012年5月14日 一条真也