人間関係が良くなる電子書籍

一条真也です。

ブログ「電子書籍」で紹介しましたが、わが著書が続々と電子書籍化されています。
このたび、ロングセラーとなっている『人間関係を良くする17の魔法』(致知出版社)が、iTunes(アップルストア)において配信スタートしました。こちらをクリックして下さい


電子書籍版『人間関係が良くなる17の魔法』



同書は、「小笠原流礼法」に学んで、伝統と文化に基づく究極の“人間関係”を示した本です。そのルーツとなるものこそ、孔子の説いた儒教です。
わたしは冠婚葬祭の会社を経営しています。冠婚葬祭の根本をなすのは「礼」の精神です。では、「礼」とは何でしょうか。それは、2500年前に中国で孔子が説いた大いなる教えです。平たくいえば、「人間尊重」ということです。
わたしは、人類が生んだあらゆる人物の中で孔子をもっとも尊敬しています。孔子こそは、人間が社会の中でどう生きるかを考え抜いた最大の「人間通」であると確信しています。その孔子が開いた儒教とは、ある意味で壮大な「人間関係学」と言えるでしょう。



わたしたちが生きる社会において、最大のキーワードは「人間関係」でしょう。社会とは、つまるところ人間の集まりです。そこでは「人間」よりも「人間関係」が重要な問題になってきます。そもそも「人間」という字が、人は一人では生きてゆけない存在だということを示しています。人と人との間にあるから「人間」なのです。
だからこそ、人間関係の問題は一生つきまといます。 



「良い人間関係づくり」のためには、まずはマナーとしての礼儀作法が必要です。
日本における礼儀作法は、武家礼法であった小笠原流礼法がルーツとなっています。
わたしは学生時代より小笠原流礼法第32代宗家の小笠原忠統先生、および父でもある実践礼道小笠原流の佐久間禮宗会長から礼法を学んできました。
26歳のときに、小笠原先生から免許皆伝を許されました。



小笠原流礼法などというと、なんだか堅苦しいイメージがありますが、じつは人間関係を良くする方法の体系に他なりません。小笠原流礼法は、何よりも「思いやりの心」「うやまいの心」「つつしみの心」という3つの心を大切にしています。これらは、そのまま人間尊重の精神であり、人間関係を良くする精神なのです。また、小笠原流礼法以外にも、江戸しぐさなどの人間関係を良くするさまざまな魔法がこの世には存在します。
本書では「いいとこ取り」の精神で多くの魔法を集めてみました。


魔法を知るごとに、人と会うのが楽しくなる!                



17の魔法とは、「身だしなみ」「立ち居振る舞い」「言葉遣い」「挨拶」「お辞儀」「思草」「会話」「笑い」「掃除」「趣味」「旅行」「手紙」「見舞い」「祝い」「祭り」「感謝」「志」といったものです。これらの魔法を知るごとに、人と会うのが楽しくなることでしょう。
電子書籍版『人間関係が良くなる17の魔法』をぜひお試し下さい。
ということで、24日の夜は、愛知県の南加木屋にある「加木屋メモリー・チタソー」において、「人とのつながり〜有縁社会をめざして〜」というテーマの講演を行います。
曹洞宗寺院の僧侶・寺族・檀信徒役員の方々に向けての講演です。
大いに「人間関係が良くなる」話をさせていただこうと思っています。


2012年5月24日 一条真也