「こころの再生」シンポジウムのお知らせ

一条真也です。

いよいよ、今日から6月ですね。
バク転神道ソングライター」こと鎌田東二先生からメールが届きました。
7月11日に京都で開催される第3回「震災関連プロジェクト〜こころの再生に向けて」のポスターが添付されていました。当日は、わたしも参加します。
そして、「東日本大震災グリーフケアについて」のテーマで報告いたします。


第3回「震災関連プロジェクト〜こころの再生に向けて」シンポジウム・研究会
日時:2012年7月11日(水)13時〜17時
場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
http://kokoro.kyoto-u.ac.jp/jp/about/access.html#center
定員:150名 (先着順)
参加資格:特になし
参加費:無料



スケジュール
第1部:13:00 〜 14:30
「趣旨説明」鎌田東二(こころの未来研究センター教授・宗教哲学民俗学
基調報告1:玄侑宗久福島県三春町福聚寺住職・作家)
「福島の現在と宗教の役割と課題」
基調報告2:島薗進東京大学教授・宗教学)
「宗教者災害支援連絡会の活動15ケ月を振り返って」
コメンテーター:稲場圭信(大阪大学准教授・宗教社会学



第2部:14:45〜 17:00
報告1:黒崎浩行(國學院大學准教授・宗教学)
「被災地の神社と復興の過程」
報告2:一条真也(株式会社サンレー社長・北陸大学客員教授・作家)
東日本大震災グリーフケアについて」
コメンテーター:鈴木岩弓(東北大学教授・宗教民俗学
井上ウィマラ(高野山大学准教授・スピリチュアルケア学)
ディスカッション:司会・鎌田東二
主催:京都大学こころの未来研究センター
    「東日本大震災関連プロジェクト〜こころの再生に向けて〜」


三陸の海をながめる



ポスターの写真は、多くの人命を奪った三陸の海をながめる男性の後姿です。
この写真を見て、わたしは昨年、足の骨折が癒えてすぐに訪れた被災地で、しばらく呆然と三陸の海を見つめたことを思い出しました。
そして、そのときに思ったことを書き記し、『のこされた あなたへ』(佼成出版社)を出版したのでした。この本のサブタイトルは「3・11 その悲しみを乗り越えて」です。
グリーフケアの書としては、先行する著書として『愛する人を亡くした人へ』(現代書林)がありますが、同書の大増刷が昨日決定しました。この2冊に書いたことをふまえて、7・11では自分のグリーフケアに対する考え方を語るつもりです。


グリーフケアについての2冊



じつは、わたしはこの4月から「京都大学こころの未来研究センター」の連携研究員になりました。2008年から2年間は、同センター「こころとモノをつなぐワザの研究プロジェクト」の共同研究員を務めました。京都を訪れるのは久しぶりです。
当日は、鎌田先生はもちろん、島薗進先生、玄侑宗久さんをはじめ、多くの方々と再会できること、また東日本大震災後の日本人の「こころの再生」について語り合えることを楽しみにしています。みなさんも、どうぞ、ふるって御参加下さい!


2012年6月1日 一条真也