全互連総会

一条真也です。

姫路に来ています。
5日午後から、全国冠婚葬祭互助会連盟(全互連)の総会が開催されました。
会場は、名門互助会である(株)117さんの結婚式場「ラヴィーナ姫路」です。
全互連というのは互助会の全国団体ですが、わたしは副会長を務めています。


「ラヴィーナ姫路」の前で

全互連総会のようす



全互連は、冠婚葬祭互助会の保守本流です。
冠婚葬祭互助会とは、その名通りに「相互扶助」をコンセプトとした会員制組織です。
終戦直後の1948年に、西村熊彦という方の手によって、日本最初の互助会である「横須賀冠婚葬祭互助会」が横須賀市で生まれました。
そして、横須賀から名古屋へ、さらには静岡へと、全国に広まっていきました。
いわゆる「平安閣グループ」と言われている互助会集団が全互連なのです。
全互連には「互助会訓」という5つの理念があります。以下の通りです。
1.全互連の責任ある一員という連帯の心
1.会員の手となり足になるという親切の心
1.幸せの輪をひろめようという努力の心
1.常に笑顔で応対するという感謝の心
1.互の幸せのためにという互助の心


来賓の方々が挨拶を述べられました



今こそ、日本には相互扶助の精神が求められています。冠婚葬祭互助会のルーツは、実はきわめて日本的文化に根ざした「結」や「講」にさかのぼります。
「結」は、奈良時代からみられる共同労働の時代的形態で、特に農村に多くみられ、地域によっては今日でもその形態を保っているところがあります。
一方、「講」は、「無尽講」や「頼母子講」のように経済的「講」集団を構成し、それらの人々が相寄って少しずつ「金子」や「穀物」を出し合い、これを講中の困窮者に融通し合うことをその源流としています。このような「結」と「講」の2つの特徴を合体させ、近代の事業として確立させたものこそ、冠婚葬祭互助会というシステムなのです。
日本的伝統と風習文化を継承し、「結」と「講」の相互扶助システムが人生の二大セレモニーである結婚式と葬儀に導入され、互助会は飛躍的に発展してきました。
昨年の総会では、「通じ合う互助の心が日本を救う!」という言葉をスローガンとしました。まさに、互助会の精神である「相互扶助」が日本再生の鍵となっています。



今日は多くの方々から「孔子文化賞」受賞を祝うお言葉を頂戴し、恐縮しました。総会後の懇親会では、、全互連の仲間と大いに語り合い、大いに飲みました。
「広島の冠婚葬祭王」であるユーアイ・ベルモニーの上田社長、「名古屋の冠婚葬祭王」である名古屋冠婚葬祭互助会の圡田社長、そして「四国の冠婚葬祭王」であるベルモニーの武智社長とも酌み交わしました。また、「静岡の冠婚葬祭王」である全互協の杉山会長とも、今後の業界のための話をさせていただきました。
このように、全国の「冠婚葬祭王」たちが姫路に集結していました。


ブロガーとしても活躍する中日映像出版の岸会長と



さらには、(株)中日映像出版の岸会長にもお会いしました。
岸会長は、先日の「孔子文化賞受賞を祝う会」にわざわざ名古屋から来て下さいました。そして、そのことを自身のブログ「岸邦晴のつれづれBlog」に祝賀会について書かれています。「一条真也氏 孔子文化賞を祝う会」という記事です。
記事の最後には、「不惑にて孔子論語出会いたり礼を伝える天命の今」という短歌まで詠んで下さいました。また、わたしのことを「日本で一番のブロガー」とまで評価して下さっており、まことに恐縮です。岸会長のブログこそ、携帯カメラを駆使した抜群の映像センスと温かい文章で魅力あふれる内容となっています。



その後、二次会が(株)117さんの新結婚式場「ラ・メゾン SUITE」で開かれました。
そこでは、美味しいジントニック姫路おでんを堪能しました。
ブログ「仙台の社葬」に書いた(株)あいあーるの方々も来られていました。
特に、菊地新社長が「いつもブログを読ませていただいております」と言って下さいました。内海専務によれば、くだんの社葬ブログをプリントアウトして広く社員の方々が読んで下さったそうです。そういう話を聞くと、本当に胸が熱くなってきます。
それにしても、業界の中にわがブログを読まれている方が多いことに、いつもながらに驚かされます。今夜も何十人もの方々から言われ、とても感激しました。
「毎日、楽しみにしています。書いていただいて、ありがとうございます」などと言われると、「ブログを書いていて良かった」と心から思えます。



今夜は、互助会保証(株)の藤島社長ともお話しました。
藤島社長は、先日の韓国訪問ミッションの際、毎日わたしのブログを読んでおられたそうで、「あなたのブログで、現地の様子がよくわかりましたよ」と言って下さいました。
全互連の前会長である(株)日本セレモニーの神田社長とも親しくお話しさせていただき、経営者としての心構えを御指導いただきました。
神田社長はわたしの顔を見て、「ますます親父さんに似てきたな」と言われました。


二次会の中締めをしました



二次会の最後は、わたしに御指名がかかり、中締めの挨拶をさせていただきました。
わたしは、「全互連は、互助会の保守本流であり、わたしのホームグラウンドです!」と述べました。ホームグラウンドに帰って、心やさしき先輩、同輩、後輩たちとともにじっくりと語らい合うことができ、幸せな時を過ごすことができました。
最近ちょっと疲れ気味でしたが、姫路に来て、リフレッシュしました。


2012年6月6日 一条真也


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