電子書籍のすすめ

一条真也です。

現在、5冊のわたしの著書が電子書籍化されています。
孔子とドラッカー 新装版』『龍馬とカエサル』『あらゆる本が面白く読める方法』(いずれも三五館)、『人間関係を良くする17の魔法』(致知出版社)、『愛する人を亡くした人へ』(現代書林)の5冊です。このたび、それらを購入しやすいようにオフィシャルサイト「ハートフルムーン」内に新たにバナー「一条真也の電子書籍」を作りました。


HP内のバナー「一条真也の電子書籍」

バナーをクリックすると、「電子書籍一覧」が出てきます



いま、出版界は電子書籍の嵐の中にあります。
もちろん、わたしは電子書籍が万能であるとは思っていません。
また、わたし自身はまだまだ紙の本に強い愛着を持っています。
要は、紙の本と電子書籍をうまく使い分けることが必要であると思います。
そして、電子書籍のメリットとは、やはり携帯の利便性に尽きるでしょう。
コンパクトで軽いというのは、大きなメリットと言えます。


「日刊スポーツ」6月16日号



携帯しやすいといえば、6月15日に高橋克也容疑者が逮捕されました。
捜査本部によると、JR鶴見駅のコインロッカーから押収した高橋容疑者のキャリーバッグから、オウム真理教関係の書籍十数冊が見つかったそうです。松本智津夫麻原彰晃)死刑囚が書いた『イニシエーション』『マハーヤーナ・スートラ』などもありました。
ここまで1人の人間の精神を支配するという本のパワー(魔力)には驚かされます。
それにしても、十数冊の本を持ち歩いていたことも驚きです。
オウム真理教には、キリスト教における『聖書』、イスラム教における『コーラン』のように、「この一冊」といべき聖典が存在しなかったようですね。
それだけの量の本を持ち歩くと、当然ながら重かったはずです。
また、生活用品など他の荷物の携帯も限られてきます。おそらく、十数冊の本は、逃亡に大きな支障を与えたことでしょう。オウム真理教が、持ち前の科学力(?)で、教団関連本を電子書籍化していれば、高橋容疑者はずいぶん楽だったでしょうね。


わたしなら、これだけ持って逃げます!



ちなみに、もし万が一、わたしが逃亡しなければならなくなった場合は、岩波文庫版の『論語』と「iPhone4S」だけを持って逃げます。
論語』以外の本は、すべて電子書籍で読むことにしたいと思います。
「iPhone4S」などのスマホがあれば、書評ブログだって書けますしね。
でも、わたしならば、ついいつもの習慣で「一条真也です。〜にいます。」などと不用意にブログに書き込んで足がつく可能性が大ですが・・・・・(笑)。

 
2012年6月20日 一条真也