ミャンマー大使館

一条真也です。

今朝、サンレーグループ佐久間進会長と一緒に、東京都品川区北品川4丁目にあるミャンマー大使館を訪れました。緑豊かで閑静な住宅街の中にある大使館です。
ここで、ミャンマーのキン・マゥン・ティン大使にお会いすることになっているのです。


ミャンマー大使館の前で、佐久間会長と

ミャンマー大使館の看板



ミャンマーは、今もっとも注目されている国の1つです。大使館の正門前で、ミャンマー仏教界の最高位にあるダッタンダ・エンパラ大僧正とお会いしました。
今日は土曜日なので大使館は休みですが、わたしたちのために特別に中に入れていただきました。大使館の敷地内にはテニスコートなどもあり、のどかな雰囲気です。


ミャンマー大使館の掲示



ブログ「世界平和パゴダ」にも書いたように、ミャンマー上座部仏教の国です。
上座部仏教は、かつて「小乗仏教」などとも呼ばれた時期もありましたが、ブッダの本心に近い教えを守り、僧侶たちは厳しい修行に明け暮れています。
ブログ「平和のために」に書いたように、現在の日本は韓国・中国・ロシアなどと微妙な関係にある国際的に複雑な立場に立たされています。日本を取り囲む各国は自国の利益のみを考えているわけですが、それでは世界平和などには程遠いですね。
わたしは、ミャンマーこそは世界平和の鍵を握る国であると思っています。



現在、国際的に「仏教ブーム」だそうです。
その背景には、一神教への不安と警戒が大きくあります。
キリスト教世界とイスラム教世界の対立は、もはや非常に危険な状態に立ち入っています。この異母兄弟というべきキリスト教イスラム教の対立の根は深く、これは千年の昔から続いている業です。しかもその業の道をずっと進めば、人類は滅びてしまうかもしれない。それを避けるには、彼らが正義という思想の元にある自己の欲望を絶対化する思想を反省して、憎悪の念を断たねばならない。
この憎悪の思想の根を断つというのが仏教の思想に他なりません。


ミャンマー大使と大僧正が迎えてくれました



仏教は、正義より寛容の徳を大切にします。
いま世界で求められるべき徳は正義の徳より寛容の徳、あるいは慈悲の徳です。
この寛容の徳、慈悲の徳が仏教にはよく説かれているのです。
わたしは、仏教の思想、つまりブッダの考え方が世界を救うと信じています。
そのブッダの考え方が生きているミャンマーの大使館を訪れ、非常に感無量でした。
その後、ミャンマーと日本にとって非常に重要な出来事がありました。
いま時間がありませんので、詳しくは後ほど報告いたします。


2012年8月25日 一条真也