ブログを休みます

一条真也です。

このブログ記事で、2000本目になりました。
2010年2月14日の開設以来、930日間、1日も休まずに続けてきました。
しかも、ご存知のように非常に長文のものも多かったです。
その文章量は、かなりのボリュームになると思われます。


2000本目になりました



でも、思うところあり、この2000本目をもってブログを書くのを休もうと思います。
これまで「一条真也のハートフル・ブログ」を読んで下さったみなさんには、心から感謝しています。特に、ほぼ毎日のように大量の本を紹介してきた書評ブログは、じつに多くの方々にご愛読いただきました。いろんなテーマで2000本の記事を書いてきましたが、ちょっと「一条真也 」と「佐久間庸和」が混在してきたようです。
自分では使い分けているつもりでしたが、気づかないうちに難しくなっていました。
いつかまたブログを書くこともあるかもしれませんが、そのときは、「一条真也 」と「佐久間庸和」の色分けをきちんと区別して書きたいと思います。



このブログを書き続けた約2年半、いろいろな出来事がありました。
昨年の3月11日には、東日本大震災が起こりました
個人的には、愛犬ハリーを見送り尾道の坂で転んで足を骨折しました
多くの冠婚葬祭施設や、グリーフケア・サロンの「ムーンギャラリー」、有料老人ホームの「隣人館」といった念願の施設をオープンすることができました。
葬式は必要!』(双葉新書)、『ご先祖さまとのつきあい方』(双葉新書)、『隣人の時代』(三五館)、『満月交感 ムーンサルトレター』(水曜社)、『のこされた あなたへ』(佼成出版社)、『世界一わかりやすい「論語」の授業』(PHP文庫)、『図解でわかる!ブッダの考え方』(中経の文庫)、『ホスピタリティ・カンパニー』(三五館)、『礼を求めて』(三五館)といった、わたしにとって重要な著作も書くことができました。
大学の教壇に立ち、各地の講演やシンポジウムに呼ばれ、取材も受けました。
何より忘れ得ぬ思い出は、「孔子文化賞」を授与されたことです。



ブログのおかげで、多くの方々との御縁も頂戴しました。ブログ「世界平和パゴダ再開」に書いたように、日本で唯一の上座部仏教の聖地が再開されることになりましたが、このパゴダ関係者の方々ともブログを通じて出会うことができました。
ブログという電子メディアを通じて、書き手と読み手には「電縁」というものが生まれます。この「電縁」も、有縁社会を成す大切な「えにし」の1つです。
みなさんとの「電縁」を頂けたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
ブログを休止するに当たっては万感の思いが胸にこみ上げますが、もう自分で決めたことです。わたしには、ブログを書くことよりも優先すべきことがたくさんあります。
ブログは止めても、「天下布礼」の旅は終わりません。
論語』と『ブッダのことば』を読み返して、これからのことを考えたいと思います。



とはいえ、休館していた世界平和パゴダだって再開しました。
わたしも、いつかまたブログを書くこともあるかもしれません。
そのときは、今の文章量よりも減らしてスリムアップするつもりです。
次にお会いするときは、「はてな」ではなく別のブログになるのか、ツイッターフェイスブックになるのか、それとも、やっぱり「はてな」に落ち着くのか、それは分かりません。
でも一応の区切りとして、この「一条真也のハートフル・ブログ」は今回で打ち止めにしたいと思います。なお、オフィシャルサイト「一条真也のハートフルムーン」は従来通りですので、わたしの近況を知りたい方はぜひ、こちらを御覧下さい。
また、わたしに連絡を取りたい方も、こちらのアドレスにメールを下さい。


これまでご愛読いただき、ありがとうございました



来月早々に海外に行きます。
ヨーロッパを業界の仲間たちと回ってきます。
今度の海外出張には、あえてパソコンは持参しません。
しばらく日本には帰ってきませんが、深夜0時1分にブログが更新されていないかと気にして下さる方々のことを思うと、胸が痛みます。
それらの方々には、ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいです。
最後に、「謝」の一文字を記させていただきます。
感謝の「謝」であり、謝罪の「謝」です。
「ありがとう」と「ごめんなさい」です。
この二つの思いを「謝」の文字に込めたいと思います。



今夜の月は、とても美しい満月です。
しかも、今月二回目の満月となる「ブルームーン」です。
その月を見た者は幸せになるという言い伝えがあるそうです。
夏の終わり、葉月晦日ブルームーン・・・・・
満月は欠けていき、いつか夜空から姿を消します。
しかし、月は新たに生まれ、再び満ちていきます。
それでは、みなさん、お元気で・・・・・
いつかまた、必ずお会いしましょう!


2012年8月31日  ブルームーンの夜に  一条真也