ハートフル・エピソード

一条真也です。

「辞世の歌50選」の他に、もう一冊新しいブックレットを作成しました。
タイトルは、「ハートフル・エピソード」です。
一応、わたしの本名である佐久間庸和の名で出していますが、もとはサンレーグループの社員が体験した感動実話です。
18万2000部以上を発行し、北九州を代表するフリーペーパーとして有名な「リビング北九州」に2009年4月から2010年3月まで連載したコラムをまとめました。

   
                      12の感動実話集


わたしは、もう20年以上も前に、著書で初めて「ハートフル」という言葉を提示しました。
いま、北九州市のスローガンは「ハートフル北九州」です。
「リビング北九州」さんから「“ハートフル”をテーマに、具体的な感動エピソードを連載してほしい」との依頼があり、わたしは結婚式やお葬式の話を中心に選びました。
映画「おくりびと」が世界中の人々の心を打ちましたが、冠婚葬祭とは「愛」と「死」のセレモニーです。
そこには、思いやり、感謝、感動、癒し・・・さまざまな心がたくさん込められています。
お葬式のお世話をする“おくりびと”は故人の魂を送る人です。
わたしは、結婚式のお世話をする人を“むすびびと”と呼んでいます。
なぜなら、新郎新婦の魂を結び、家族の絆を結ぶからです。



わたしは各地で冠婚葬祭業を営んでいます。
日々、多くの“むすびびと”や“おくりびと”たちから心あたたまる実話を直接聞いて、そのたびに目頭を熱くしています。 
たとえば、こんな出来事がありました。
ある結婚間近のカップルがいらっしゃいましたが、男性が事故で亡くなられました。
お母さんと彼女の要望で、湯灌終了後、故人にタキシードをお着せしました。
そして、ウエディングドレスを着た彼女と正装したお母さんの二人は故人を抱き起こし、三人で記念写真を行ったのです。
このようなエピソードが12本集まりました。
昨年、わたしは『むすびびと〜こころの仕事』(三五館)と『最期のセレモニー〜メモリアルスタッフが見た、感動の実話集』(PHP研究所)の2冊の編著を出しました。
このブックレットは短いエピソードながら、冠婚・葬祭の両ジャンルにまたがっています。



このブックレットは、サンレーグループの冠婚葬祭の諸施設に置いています。
また、このブログを読まれた方が希望されるなら、無料でお送りいたします。
ご希望の方は、わたしの公式サイト「ハートフルムーン」のメールをお使い下さい。
どうぞ、ふるってご応募下さい。


2010年6月16日 一条真也