ジャニーズのうた♪

一条真也です。

カワサキ・キッド東山紀之著(朝日新聞出版)を読んだら、昔のジャニーズの歌が聴きたくなりました。何を隠そう、わたしはジャニーズ事務所が大好物なのであります。(笑)
ブログ「あなただけを」にも書きましたが、ジャニーズ事務所の原点は「ジャニーズ」というアイドル・グループにあります。
ジャニーズの後にはフォーリーブスが出て、その弟分として郷ひろみがデビュー。
そして、たのきん、シブがき隊、少年隊、光GENJI、SMAPTOKIO、V6、KinKi−Kids、嵐、タッキー&翼、NEWS、KAT−TUN、Hey!Say!JUMP・・・と続きました。



中でも、わたしが一番お気に入りだったのが「トシちゃん」こと田原俊彦です。
高校時代、彼の華麗なダンスに魅せられました。大学生になってディスコに通うようになってからも、トシちゃんのダンスをいつも意識していました。
彼の衝撃のデビュー曲が「哀愁でいと」です。
レイフ・ギャレットの「ニューヨークシティ・ナイツ」のカバー曲ですね。
超一流のダンスを披露する四人組「ジャPAニーズ」をバックに従えて歌うトシちゃんは、本当にキラキラ輝いていましたね。


ジャニーズ事務所を辞めてからのトシちゃんは、あまり恵まれた芸能活動を歩めませんでした。「僕はビッグだから」発言も裏目に出ましたね。
その「ビッグ発言」の2年ぐらい後、わが社が経営する松柏園グランドホテル(現、サンレーグランドホテル)のディナーショーに呼んだことがあります。
かつてのオーラは完全に消えていましたが、ダンスは相変わらず見事でした。



トシちゃんのライバルとされていたのが、「マッチ」こと近藤真彦です。
彼はトシちゃんと違って、そのままジャニーズに留まりました。
多くのジャニーズ・アイドルたちの兄貴分として君臨し、またレーサーとしても活躍して、非常に恵まれた人生を歩んでいる印象があります。
広告業界関係者の噂では、ジャニーズ事務所の次期社長の可能性も高いとか。
そのマッチのデビュー曲が「スニーカーぶるーす」です。
ヤンチャな雰囲気が、なかなか良かったですね。
とにかく、マッチは一世を風靡したスーパー・アイドルでした。


少年隊の東山紀之は、トシちゃんとマッチと一緒に合宿所で暮らし、二人のバックダンサーを務めました。当然ながら、間近で二人をじっくり見ることになります.

彼は、『カワサキ・キッド』に次のように書いています。
「超人気者で眠る暇のない忙しさなのに、寸時も無駄にすることなくレッスンに励んでいる。威張ることはなく後輩に優しい。人気、実力、努力。その三拍子がそろっていることは、心底かっこいいと思えた。(中略)男気があって一本気のマッチさんと、甘え上手で優しいトシちゃんは好対照のキャラをなしていて、子ども心にも人柄も学ぶところが多かった」
トシちゃんとマッチに学んだヒガシも、1985年、ついに少年隊として念願のデビューを果たします。曲は「仮面ライダー」じゃなくて(笑)、「仮面舞踏会」です。


「仮面舞踏会」のアレンジは当初、アントニオ猪木のテーマ曲「炎のファイター」のような雰囲気だったそうです。
ヒガシが踊るためのイントロに何か欲しいと思っていたら、いきなりニシキ(錦織一清)が「トゥナイヤイヤイヤイヤイヤイティア〜」と歌い始めました。
それを聞いて、そこにいた全員が「おぉ、いい!」と絶賛したとか。
少年隊のメンバーはみんなサザンの桑田佳祐が大好きで、その擬音語の影響もあったようです。この曲、かぎりなくバブルっぽい感じもしますが、そのぶん華やかで元気が出る曲ですね。
会社の宴会などでも余興でよく歌われる歌で、YouTubeには「仮面舞踏会」を振り付きで歌う素人三人衆の映像がいくつもUPされています。
わが社にも、この曲をいつも余興で歌うズッコケ三人組がいますが、なぜか佳境に入ると、「千手観音」のごとく無数の手が乱舞するのであります!
こうやって、田原俊彦近藤真彦、少年隊といったジャニーズの歴史を彩るスターたちのデビュー曲を聴くと、なんだか元気が出てくる気がします。
NEWSの「山P」こと山下智久の大ファンであり、SMAPでさえ「おじさんの集団」と言い放つわたしの次女の目には、この往年のスターたちの姿はどう映るのでしょうか。


2010年7月16日 一条真也