小倉高校同窓会

一条真也です。

20日の午後から、母校の小倉高校の同窓会総会に行ってきました。
15時半からのスタートでしたが、所用のため16時頃に母校に到着しました。
昨年は、直前に足を骨折して同窓会に参加できませんでした。


久々に母校へやって来ました

高校の同窓会総会に参加しました



高校34期の席に着くと、同級生がみんな、わたしの顔をジロジロ見ます。
「どうしたのかな?」と思っていると、その理由を公益財団法人・国際東アジア研究センターの田尾弘事務局長が教えてくれました。先程、北九州市の梅本和秀副市長が来賓祝辞を述べたそうですが、その際にわたしの名前が出たというのです。
なんでも、小倉高校出身者で活躍している人として、アサヒビール会長やNHK会長を歴任されて現在は新国立劇場運営財団理事長である福地茂雄氏、NPO法人ロシナンテス理事長としてスーダンや東北で医療活動を展開している川原尚行氏とともに、わたしを孔子文化賞を受賞した同窓生として名前をあげて下さったというのです。
そのお話を聞いて感激したわたしは、早速、梅本副市長に御挨拶に伺いました。


同級生たちと乾杯!

トップホケンサービス社長の野嶋君と



さて、今日は先輩や後輩、そして同級生たちが何百人も集まりました。
職業もさまざまで、会社の経営者もいれば、お医者さんも弁護士さんもいる。お坊さんや芸術家の先生だっています。日頃からお世話になっている顔見知りの方にばったり会って、母校が同じだと初めて知ることもしばしばです。
多くの方々とお話ししていると、「ああ、良いご縁に恵まれたなあ」と痛感します。
ブログ「孔子文化賞授賞式」の会にも来て下さった「千草ホテル」の小嶋一碩社長からは「あなたは、北九州の誇りですよ」と言っていただき、恐縮しつつも感激いたしました。


大先輩の方々も来られていました

二村吉則さんら先輩を囲んで

後輩の谷口歯科医院の院長と

喜寿を迎えた先輩方をお祝いしました



今日も、多くの先輩や後輩のみなさんと交流できました。
福地和雄先輩や「酒飲む人」こと二村吉則先輩にもお会いできました。
また、後輩である谷口歯科医院の谷口院長にも会いました。
わたしの妻、長女、次女がお世話になっている歯科医の先生です。
みなさんから、孔子文化賞受賞のお祝いの言葉を頂戴し、恐縮しっぱなしでした。
特に今日、「いいなあ」と思ったのは、喜寿を迎えられる先輩方をみんなでお祝いしたことです。先輩の長寿を後輩たちが祝う・・・・・なんと、素晴らしいことでしょうか!


最後は、全員で校歌を斉唱しました

わたしも、心を込めて歌いました



総会の最後には、校歌を全員で合唱しますが、いつも胸が熱くなります。
校歌を歌うと、本当に全員の心が一つになります。
中には、涙を流しておられる大先輩もいらっしゃいます。
「大空ひたす玄海の深き知徳を讃えつつ・・・・」で始まる校歌は最高です。
自分で言うのも何ですが、勇壮でロマンのある日本一の校歌だと思います。
母校の校歌を歌うとき、わたしは「学縁」というものを強く感じます。


2次会のイタリアン・レストランで乾杯!

美味しいワインをたくさん飲みました

対岸には、なんとサンレーの本社が!



それにしても、同級生たちと昔の思い出話をしたり、近況を報告したり、あっという間に数時間が過ぎます。いつも思うのことは、高校の同級生ほど気の合う存在はないということです。なぜなら、出身地が同じ、年齢が同じ、加えて学力もしくはⅠQが同じ(?)ということで、このように三拍子が揃っているからです。
総会終了後は、同級生であるトップホケンサービスの野嶋康敬社長の行きつけのイタリアン・レストランへ場所を移し、二次会を開きました。
野嶋社長は、ブログ「君にサヨナラを」で紹介した親友です。
小倉祇園太鼓、空手、そして茶道を愛するナイスガイです。
海辺に建つそのレストランの対岸は、なんとサンレーの本社でした!


同級生のみんなと



野嶋社長をはじめ、上村紙業の上村篤弘社長、コイルセンター国光の伊藤利明社長といった、先日の祝賀会に参加してくれた友人たちもいました。
最初に、「当番幹事長から乾杯の音頭を取れ!」ということで、わたしが乾杯の発声をしました。そう、じつは、わたしは学年の当番幹事長なのです。
ゆえに、毎年できるだけ多くの同級生を集める使命があります。
正直言って非常に苦戦していますが、それでも集まってくれたメンバーと一緒に飲みながら、ゆっくり語り合う時間は心からリラックスできます。
同級生ゆえに余計な気も遣わず、なつかしいあの頃にタイム・トリップできるのです。
みなさんも、同窓会の案内が来たら、ぜひ参加されて下さい。
きっと、あの頃に置き忘れてきた大切な何かを思い出されるのでは?


2012年5月21日 一条真也


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金環日食

おはようございます、一条真也です。

5月21日の早朝、「金環日食」で日本列島が燃えました。
全国で部分日食を見ることができるほか、九州地方南部、四国地方南部、近畿地方南部、中部地方南部、関東地方など広範囲で金環日食を見ることができるはずでした。
わたしも、事前に太陽グラスの類を各種買い揃えて、金環日食を待ちました。


買い揃えた各種の太陽グラス



しかし残念ながら、北九州は雨でアウトでした。
天体ショーの難しさは、「月への送魂」でいつも身に沁みています。
仕方なくテレビで金環日食を見ることにしましたが、東京のスタジオも曇り模様。
それでも、7時32分には雲が動いて、見事な金環日食が見れました。
フジテレビ系「めざましテレビ」ゲストのSMAPも大喜びでしたね。




金環日食では、皆既日食のようにコロナやプロミネンスが見えたり、星が見えるほどに暗くなったりはしません。しかし、太陽がドーナツ状に見え、曇りのときのようにあたりが薄暗くなる様子を観察することができます。
日本の陸地に限ると、金環日食が観察できるのは、1987年9月23日に沖縄本島などで見られた金環日食以来のことだとか。
次回も2030年6月1日に北海道で見られる金環日食まで、18年を待たなければなりません。天文学的に言っても、非常に珍しい現象なのです。


「日食」とは、太陽の手前を月が横切るために、太陽の一部または全部が月によって隠される現象です。「部分日食」を含めると、地球全体では1年に数回の日食が起きています。しかしながら、毎回「皆既日食」や「金環日食」になるわけではありません。
また、「皆既日食」や「金環日食」は大変狭い範囲でしか見ることができません。
そのため、1つの場所で考えると、「皆既日食」や「金環日食」はめったに起こらない珍しい現象ということになるのです。


それにしても、天体というものには大きなロマンがありますね。
今世紀、ついに宇宙の年齢がわかってしまいました。
2003年2月、米国NASAの打ち上げた人工衛星WMAPは、生まれてまだ38万年しか経っていない頃の宇宙の地図を描き出しました。
人類がいま、描くことのできる最も昔の姿であり、それを解析することによって、宇宙論研究の究極の課題だった宇宙の年齢が137億年(誤差2億年)と求められたのです。
20世紀末に「宇宙の年齢は何歳ですか」と専門家にたずねても、「まあ、100億年か200億年ですかね」という答しか返ってきませんでした。
実に、有効数字が1桁もないような状況だったのです。それが、いまや「137億年です」という3桁の数字で答えられるようになったわけですから、本当にすごいことです。



宇宙を1冊の古文書として見るならば、その解読作業は劇的に進行しています。
それというのも、20世紀初頭に生まれた量子論と相対論という、現代物理学を支えている2本の柱が作られたからです。さらにこの2つの物理学の根幹をなす法則を駆使することによって、ビッグバンモデルと呼ばれる、宇宙の始まりの瞬間から現在にいたる宇宙進化の物語が読み取られてきました。
宇宙はまず、量子論的に「有」と「無」の間をゆらいでいるような状態からポロッと生まれてきました。これは「無からの宇宙創生論」といわれているものです。そうして生まれた宇宙は、ただちにインフレーションを起こして急膨張し、インフレーションが終わると超高温、超高密度の火の玉宇宙になり、その後はゆるやかに膨張を続けました。
その間に、インフレーション中に仕込まれた量子ゆらぎが成長して、星や銀河が生まれ、太陽系ができて、地球ができて、その上に人類が生まれるという、非常にエレガントな一大叙事詩というか宇宙詩とでもいうべきシナリオができ上がってきたわけです。


YouTubeに、いろんな星の大きさを比較していく動画があります。
初めて観たときは、言葉にならないほどの大きな衝撃を受けました。
地球の衛星である月よりも水星や火星や金星は大きく、さらに地球は大きい。
その地球よりも土星は大きく、それよりも木星ははるかに大きい。
その木星も太陽に比べれば小さなものですが、その太陽がゴマ粒に感じられるぐらい大きな星が宇宙にはゴロゴロしているのです。
アルクトゥルスうしかい座)は太陽よりもはるかに大きく、ベテルギウス(オリオン座)とアンタレス(さそり座)はさらに大きい。
観測された銀河系の恒星のうち、最も明るい超巨星がピストル星です。
「ガーネットスター」とも呼ばれるVVCepheiは有名な赤色超巨星です。
そして現在までに人類が確認した中で最も大きい星は、おおいぬ座のVYです。
その直系は推定25億から30億kmで、太陽の約2000倍、地球の約29万倍の大きさというから凄いですね。人間のイマジネーションのレベルを完全に超えています。


巨大スケールの仏教的宇宙観



わたしは、なんだか仏教の宇宙論をイメージしてしまいます。
たとえば、地獄の最下層である阿鼻地獄は「無間地獄」とも呼ばれます。わたしたちの住むこの世界からそこまで落ちるのは自由落下で、なんと2000年もかかる距離です。秒速を9.8/mとして計算すると、約6.1億kmになります。まさに想像を絶するスケールですね。ちょうど今、わたしは『図解でわかる!ブッダの考え方』(中経の文庫)という本を書きましたが、本当に仏教的宇宙観のスケールの巨大さには圧倒されます。



「日食」とは、太陽が月によって覆われる現象です。
ところで、この世界における最大の謎とは何でしょうか?
わたしは、地球から眺めた月と太陽が同じ大きさに見えることだと思っています。
人類は長いあいだ、このふたつの天体は同じ大きさだとずっと信じ続けてきました。
しかし、月が太陽と同じ大きさに見えるのは、月がちょうどそのような位置にあるからなのです。月の直径は、3476キロメートル。太陽の直径は、138万3260キロメートル。つまり、月は太陽の400分の1の大きさです。次に距離を見てみると、地球から月までの距離は、38万4000キロメートル。地球から太陽までの距離は、1億5000万キロメートル。この距離も不思議なことに、400分の1なのです。
こうした位置関係にあるので、太陽と月は同じ大きさに見えるわけです。
それにしても、なんという偶然の一致でしょうか!
皆既日食も、太陽と月がぴったりと重なるために起こることは言うまでもありません。
この「あまりにもよくできすぎている偶然の一致」を説明する天文学的理由はどこにもありません。月がUFOのような人工の天体であり、何者かが月を一定の速度と位置に正確に保つようにしているとでも考えなければ、この謎はどうしても解けないのです。


「にわかせんぺい」みたいな太陽グラス



あと、太陽を直接見ることは絶対にダメです。
今朝は、日本中で多くの人々が太陽グラスを目に当てていました。
その姿をテレビで見ながら、わたしは「なんだか、にわかせんぺいみたいだなあ・・・・・」と思ったのでございます。ふふふ、にわかせんぺい、なつかしい" ( ´∀`) ...
それでは、これから会社に行ってきます。
今日は、サンレーグループの全国営業責任者会議があるのです。
今週も、みなさん、ともに張り切って行きましょう!




2012年5月21日 一条真也