自由を感じるとき

一条真也です。

ついに、新しい本を1冊書き上げました。
わたしは、これまでにも多くの本を書いてきましたが、書き上げた瞬間の達成感そして高揚感はただごとではありません。
本当に、1度でも経験すると病みつきになります。
脱稿の瞬間、わたしはいつもガッツポーズを取ります。
夜間の場合は、1人でお祝いするためにシャンパンの栓を開けることもあります。
そして、1人でシャンパン1本をがぶ飲みするのです。
これまでの苦闘の日々を思い起こしながら。
まさに、「生きていて良かった」と思える至福の時間です。


それと、脱稿の後、必ず行うセレモニーがあります。
愛犬のハリーとフリスビーをするのです。
イングリッシュ・コッカースパニエル犬のハリーは、「ハリー・ポッター」ファンの長女から名前をつけられました。
ハリーは、フリスビーが大好きです。
わたしも普段は忙しくて、なかなか時間が取れないのですが、一仕事終わった後は、たっぷりハリーと遊んであげます。


                   わが家の愛犬ハリー君


人はどんなときに心の自由を感じるのでしょうか。
もちろん、人それぞれでしょうが、わたしの場合は趣味のガーデニングをしているときと、ハリーと遊んでいるときです。
花であれ、犬であれ、人間ではないということが重要かもしれません。
人間でないものを相手をしている時のほうが、人は自由を感じるような気がします。
特に、ハリーとフリスビーをするとき、たまらなく自由を感じるのです。
本当にドッグランというのは美しいと思います。
スパニエル犬の長い毛が全力疾走によってエレガントに流れるさまには、たまらなく風を感じ、自由を連想させてくれます。
風鈴は聴覚によって、風車は視覚によって風を感じさせるものとされます。
しかし、ドッグランは「ヘヴンズ・ブレス」すなわち「天の息」であり、生命現象のメタファーとしての風をそのまま表現しているのかもしれません。

        フリスビーを見事にキャッチして駆け戻るハリーの勇姿を見よ!


昨夜はほとんど寝ていないので、自由を感じた後は、たまらなく眠たくなってきました。
これから少し昼寝したいと思います。
ああ、幸せだなあ〜。


2010年3月14日 一条真也