「涙そうそう(夏川りみ)」

一条真也です。

会社の懇親会で歌うわたしの一曲は「SOMEDAY」ですが、父である佐久間進会長は、夏川りみの「涙そうそう」を歌うことが多いです。
彼女の美しい歌声は一度聴いたら忘れられませんね。


じつは佐久間会長は沖縄が大好きなのですが、中でも石垣島をこよなく愛しています。
2003年には、石垣島に日本最南端のセレモニーホールである「八重山紫雲閣」を作って以来、ときどき訪れています。
夏川りみも、石垣島の出身です。
彼女の家族は石垣島でカラオケ・ラウンジを経営しています。
会長は石垣島を訪れるたびに来店し、夏川家の人々ともすっかり仲良くなっています。
わたしも一昨年、初めてこの店の扉をくぐりました。
お姉さんも妹さんも夏川りみサンによく似ていましたが、みなさん歌が上手なのにはビックリしました。
わたしは、神をも怖れぬ行為というか、なんと夏川家のみなさんの前で「涙そうそう」を歌いました。
すると、いつも会長も歌うというのです。
なんだか拍子抜けしましたが、みなさんが言われるのは、わたしよりも会長のほうが上手だそうです。
大好きな石垣島泡盛に酔いながら「涙そうそう」を気分良く歌う親父の笑顔が浮かんできました。

                大好きな「涙そうそう」を歌う佐久間会長


じつは、この「涙そうそう」という歌、「送るうた」としても非常に人気があります。
「古いアルバムめくり、ありがとうってつぶやいた」というフレーズは、まさに愛する人を亡くした人のための歌ですよね。
日本全国のセレモニーホールでは、「千の風になって」に次いで流されているのではないでしょうか。
もちろん、エメラルドグリーンの海が美しい川平湾の近くに建つ「八重山紫雲閣」では、毎日のように「涙そうそう」が流されています。
沖縄には、人が亡くなったら「ニライカナイ」という海の彼方の理想郷に向かうという伝説があります。きっと、多くの方々の魂が「涙そうそう」のメロディに乗って、ニライカナイに旅立っていることと思います。

                八重山紫雲閣は「ニライカナイ」への港


2010年3月24日 一条真也