一条真也です。
ドラマ「水戸黄門」の主題歌「ああ人生に涙あり」を歌ったのは、あおい輝彦です。
３代目「助さん」を演じた俳優さんですが、元々はジャニーズのメンバーでした。
そう、あのジャニーズ事務所のジャニーズですよ。
ＧＳブームの終わり頃に出てきたアイドル・グループです。
あおい輝彦は、そのジャニーズの中でも一番の人気者でした。
ジャニーズの後にはフォーリーブスが出て、その弟分として郷ひろみがデビュー。
そして、たのきん、シブがき隊、少年隊、光ＧＥＮＪＩ、ＳＭＡＰ、ＴＯＫＩＯ、Ｖ６、ＫｉｎＫｉ−Ｋｉｄｓ、嵐、タッキー＆翼、ＮＥＷＳ、ＫＡＴ−ＴＵＮ、Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰ・・・と続きました。
すなわち、ジャニーズの看板アイドルの流れを整理すると、あおい輝彦 → 北公次 → 郷ひろみ → 田原俊彦 → 近藤真彦 → 本木雅弘 → 東山紀之 → 諸星和己 → 木村拓哉 → 長瀬智也 → 森田剛 → 堂本光一 → 松本潤 → 滝沢秀明 → 山下智久 → 亀梨和也 → 山田涼介・・・・・となるわけです。
えっ、なんでそんなにジャニーズに詳しいのですかって？
別に、わたし自身がジャニーズ事務所からスカウトされたわけではありませんよ。
わたしがジャニーズ事務所に入りたかったからでもありません。
本当の理由を聞きたいですか？
それは、大学時代に「たのきん研究会」というサークルにいたことがあるからです。（笑）
いや、本当ですよ。間違いない。
もちろん、「たのきん」というのは知っていますよね。えっ、知らない？
もう、近頃の若い人はこれだから困りますね。
田原俊彦、野村義男、近藤真彦のそれぞれの頭文字を取った言葉ですよ。
三人とも、初代「３年Ｂ組金八先生」（ＴＢＳ）に出演して、人気が出たのです。
何を隠そう、わたしは高校時代に「トシちゃん」こと田原俊彦が好きで、早稲田で話題となっていた「たのきん研究会」に入ったのです。
早稲田祭では、野村義男率いるザ・グッバイのコンサートを開催した思い出があります。
それはともかく、あおい輝彦は、輝けるジャニーズ帝国の初代アイドルだったのです!
彼の偉大さがおわかりいただけたでしょうか?
ジャニーズが解散してソロになってからは、「あなただけを」という名曲を歌っています。
何を隠そう、この「あなただけを」は、わたしが生まれて初めて自分の小遣いで買った２枚のレコードのうちの１枚なのですよ。
たしか小学校の高学年でしたが、もう１枚は風の「ささやかなこの人生」でした。
「あなただけを」のレコード・ジャケットが、とてもカッコよくてシビれました。
今見ると、サングラスといい、ド派手なシャツの着こなしといい、タバコの持ち方といい、まるでチ○ピラ（失礼！）のようにも見えます。
でも、当時はこれが一番オシャレだったんですね、きっと。
「あなただけを」のレコード・ジャケット
「太陽にほえろ」とか「西部警察」の頃の石原裕次郎のイデタチにも通じますね。はい。
やっぱり、誰が何と言おうと、あおい輝彦はイケてますよね！
それはともかく、彼が歌った「あなただけを」は永遠の名曲で、わたしは今でもカラオケで歌います。そして、われらがサザンオールスターズも同じタイトルで「あなただけを」というバラードを作りました。
よく考えたら、桑田佳祐のステージ衣装というのは、あおい輝彦の全盛期のファッションに似ています。想像するに、桑田サンは、あおい輝彦のファンだったのでは？
まったく同じタイトルの曲を作ったのは、かつての憧れのスターへのオマージュだったのかもしれませんね。
２０１０年３月２４日 一条真也拝
