桜のうた♪

一条真也です。

日本人は、とにかく桜が好きです。
では、どれくらい好きなのでしょうか。
それは、福山雅治「桜坂」、宇多田ヒカル「SAKURAドロップス」、森山直太朗さくら(独唱)」、河口恭吾「桜」中島美嘉「桜色舞うころ」、ケツメイシ「さくら」、コブクロ「桜」アンジェラ・アキ「サクラ色」、いきものがかり「花は桜 君は美し」、エレファントカシマシ「桜の花、舞い上がる道を」・・・・・・・・・ここ最近のヒット曲のタイトルを見ただけでよくわかります。
毎年のように桜に関する歌が発表されて、それがヒットする。
これは、かなりすごいことではないでしょうか。
まずは、現在、NHK龍馬伝」に主演している福山雅治の「桜坂」からお聴き下さい。




平安時代より以前は、日本で単に「花」といえば、梅をさしました。
平安以後は桜です。最初は「貴族の花」また「都市の花」であった桜ですが、武士が台頭し、地方農民が生産力を拡大させてくるにしたがって、しだいに「庶民の花」としての性格を帯びてきます。
よく「花は桜木、人は武士」という言葉が使われますが、これは江戸中期の歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」に用いられてから流行するようになりました。
日本人の桜に対する想いは、森山直太朗さくら(独唱)」にもよく表れています。


国学者本居宣長は桜を日本人の「こころ」そのものとしてとらえ、「敷島の大和心を人とはば朝日に匂ふ山桜花」という和歌を詠んでいます。
桜を見て、「ああ美しいなあ」と感嘆の声をあげること、難しい理屈抜きで桜の美しさに感動すること、これが本当の日本精神だというのです。
日本人は今でも桜を愛し続けていますが、もちろん「花」は桜だけではありません。
春は、花そのものの季節です。
そして、花は平和なイメージに満ちています。
すべての武器を楽器に!
最後にご紹介するのは、喜納昌吉の「すべての人の心に花を」です。



2010年3月28日 一条真也