結婚は最高の平和

一条真也です。

昨日から結婚にまつわる話題を書いていたら、素敵な結婚のニュースを知りました。
お笑いタレントの山田花子サンが、かねてから交際していたトランペット講師の一般男性と入籍したというのです。
花子サンは、昨年1月に交際中の彼について「浅野忠信似」と言っていましたが、今度は「大沢たかお似」と修正報告したとか。
いずれにしても、イケメンの男性なのですね。
花子サン、本当におめでとうございます!


                  花子サン、おめでとう!


花子サンは、「子どもが4人欲しい」と、やる気満々です。
それを報じる「スポーツ報知」の記事の中に、ED(勃起不全)治療
の広告が掲載されていたのには笑いましたが。
今朝の「とくダネ!」では、山田花子結婚のニュースの感想を求められた人々が、「信じられない!」とか「人間、顔じゃないんだとわかった」などとコメントしていました。
あれはちょっと失礼でしたねぇ。
人間は顔じゃないって、そんなの当たり前じゃないですか!
結婚相手を選ぶポイントは、顔なんかよりも性格ですよ!心ですよ!
それにしても、ここ最近、「森三中」の村上知子サン、「青空」の岡友美サン、「クワバタオハラ」のくわばたりえサン、「北陽」の伊藤さおりサンと女性芸人の結婚が相次いでいますね。同じ「北陽」の虻川美穂子サンも有名シェフと婚約しましたね。



テレビで幸せそうな彼女たちを見ていると、こちらまで幸せな気分になってきます。
そして、誰かが婚約したり結婚したというニュースが流れたとき、なんだか社会全体が平和なムードになりますね。
これは、とても重要なことだと思います。
わが社は冠婚葬祭業ですので、結婚式のお世話をさせていただいています。
お世話をさせていただくにあたって、わたしたちは「結婚は最高の平和である」という言葉を大切にしています。
トルストイの有名な小説の影響もあってか、「戦争」と「平和」は反対語だと思われています。しかし、「平和」という語を『広辞苑』などの辞書で引くと、意味は「戦争がなくて世が安穏であること」となっています。
平和とは戦争がない状態、つまり非戦状態のことなのです。
しかし、戦争というのは状態である前に、何よりもインパクトのある出来事です。
単なる非戦状態である「平和」を「戦争」という強烈な出来事の反対概念に持ってくるのは、ちょっと腑に落ちません。
また、「結婚」の反対は「離婚」と考えられていますが、これも離婚というのは単に法的な夫婦関係が解消されただけのことです。「結婚」は「結婚」は戦争同様、非常にインパクトのある出来事です。
戦争と結婚にともに共通しているのは、別にしなくてもいいのに、好き好んでわざわざ行なう点です。つまり、戦争も結婚も、ともに人間の強い意志をともなう「出来事」であり、「事件」といえます。



結婚には、異なるものと結びつく途方もなく巨大な力が働きます。ゲーテは、それを「親和力」と呼び、「ひとりの人間をほんとうに心の底から愛すれば、ほかのすべての人にも好感を持てるようになる」という言葉を残しています。まさに、ゲーテは結婚の平和性に気づいていたのです。
一方で、戦争が起こるときにも、ある力が働きます。それは、異なるものを破壊しようとするマイナスの力です。
つまり、「結婚」とは親和の極致であり、「戦争」とは敵対の極致なのです。
まったくの赤の他人同士であるのもかかわらず、人と人とが認め合い、愛し合い、ともに人生を歩んでいくことを誓い合う。
まさに、結婚とは「最高の平和」ではないでしょうか?
結婚は最高に平和な「出来事」です。
そして、「戦争」に対しての唯一の反対概念になるのです。
わが社では、普天間問題で揺れる沖縄をはじめ、日々お世話させていただくすべての結婚式が「世界平和」という崇高な理念を実現する営みであるととらえ、婚礼スタッフ、すなわち“むすびびと”一同が心からのサービスに努めています。


                   結婚は最高の平和である


2010年5月7日 一条真也