初恋のうた♪

一条真也です。

雨がしとしと降っています。
五月の雨は「五月雨(さみだれ)」といいますね。
この言葉を聞くと、いつも思い出す歌があります。
「五月雨は緑色」ではじまる村下孝蔵の「初恋」です。
「放課後の校庭を走る君がいた」というフレーズが今も耳に残る名曲です。


亡くなった村下孝蔵は、八幡製鉄所で働いていたそうです。
同じ北九州市の出身ということで親近感がありました。わたせせいぞうといい、村下孝蔵といい、北九州出身者はセンチメンタルな世界を表現する人が多いようですね。



「初恋」を聴くと、鈴木康博の「SO LONG」も聴きたくなります。
鈴木康博は、元オフコースのメンバーですね。
この歌もとてもセンチメンタルで、共通するものがあるからです。
でも、曲そのものというより、PVが「初恋」のイメージを強烈に感じさせてくれます。


最後は、宇多田ヒカルの「First Love」です。
そう、「初恋」ではなく、「First Love」。
日本人の生活が欧米化したように、初恋もまた変わっていくのでしょうか。
宇多田ヒカルの美しい歌声が、初めての恋の切なさを思い出させてくれますね。


もう、あえて言わなくてもおわかりでしょうが、わたしは、いわゆる「ロマンティスト」です。
他人からもそう言われますし、自分でもそう思います。
本当は、「ロマンティスト」よりも「ロマン主義者」と呼ばれたいのですが。
そして、ロマン主義者がこよなく愛するもの、それは「月」にはじまって、「神話」「儀式」「理想郷」「天使」「庭園」「砂漠」「青いバラ」、そして「初恋」と相場が決まっています。


2010年5月11日 一条真也