グリーフケアPV

一条真也です。

わたしが作詞して、山根尚人さんが作曲・編曲し、ココペリが歌う「また会えるから」は、グリーフケア・ソングとして全国のセレモニーホールなどで流されています。

また会えるから」のCDについては、2月23日のブログに書きました。
また4月18日のブログでも紹介しましたが、グリーフケア・フォトブック『また会えるから』を刊行しました。そこには、わたしの詩と一緒に安田淳夫さんの素晴らしい作品が掲載されています。安田さんは、4月23日のブログで紹介した沖縄在住の写真家です。
そして今日、サンレーグループハートスタジオの製作により、詩と曲と歌と写真がすべて一体となった新しいプロモーションビデオ(PV)が完成しました。
名づけて、「また会えるから(フォトブックバージョン)」です。


従来の「また会えるから」の歌に、安田さんの美しい風景写真が加わったことによって、さらに死別の悲しみを癒す力を得たように思います。
わが社のセレモニーホール「紫雲閣」では、毎日のように「愛する人を亡くした人」たちにお会いします。気の毒なほど気落ちしている方、健康を害するほど悲しまれている方、故人の後を追いかねないかと心配になる方・・・・・。
その方々とお話するうちに、それぞれが違ったものを失い、違ったかたちの悲しみを抱えていることに気づきました。ユダヤ教の教師でもある、アメリカのグリーフケア・カウンセラーのE・A・グロルマンも次のように述べています。


   親を亡くした人は、過去を失う。
   配偶者を亡くした人は、現在を失う。
   子を亡くした人は、未来を失う。
   恋人・友人・知人を亡くした人は、自分の一部を失う。


それぞれ大切なものを失い、悲しみの極限で苦しむ方の心が少しでも軽くなるようお手伝いをすることが、わたしたちの使命です。
この6月には、待望のフューネラルサロン「ムーンギャラリー」が北九州紫雲閣内にオープンし、本格的なグリーフケア・ワークが可能になります。
秋には、小倉紫雲閣内にもオープンします。
今後も各地に展開していく予定です。
いろんな場所で、このグリーフケアPVが「癒し」の力を発揮することを願っています。


2010年5月14日 一条真也