竣工式

一条真也です。

今日は、わが社の新しいセレモニーホールの竣工式でした。
福岡県宗像市にオープンした赤間紫雲閣です。
おかげさまで、サンレーグループで44番目、福岡県では21番目のホールになります。
「朝日」「毎日」「読売」の各紙にも広告が掲載されました。
九州を代表する建築家である白川直之さんの設計です。
ブログ「アーキテクト」でご紹介した日銀の白川方明総裁の弟さんですね。
近くには「宗像紫雲閣」という伝統あるホールがあるのですが、今度のホールはデザインも斬新で、まるで美術館のようです。
すぐ傍には、釣川という美しい川が流れています。
春には川沿いに一斉に桜の花が咲きます。


                       赤間紫雲閣
                    好天に恵まれました

                      感謝状の贈呈


由緒ある宮地嶽神社から2名の宮司さんに来ていただき、竣工神事を執り行いました。
また、設計の白川直之アトリエ、施工の松尾組さんに感謝状を贈呈しました。
その後、施主として次のように挨拶しました
美しい釣川の流れを見ていると、鴨長明の『方丈記』の次の一節が思い起こされます。
「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。」
川の流れも、人の世もまさに無常だと感じる。
しかし、人間の「いのち」はこの世で終わっても、あの世で続いてゆく。
また、この世でも「いのち」は子孫に受け継がれてゆく。
先祖がいつも見守ってくれるという祖先崇拝こそは、神道にも仏教にも儒教にも共通する日本人の心の柱である。
そして、葬儀という最期の儀式こそは、「いのち」のリレーを可能にする。
こんな重要なセレモニーが要らないはずはない。
そして、次のような短歌を披露しました。
「釣川の流れは絶えず 人びとの命をつなぐ 最期の儀式」(庸軒)


                     集合写真の撮影

                     佐久間会長の挨拶

                      直会のようす



竣工式の後は、集合写真を撮影して、直会(なおらい)に移りました。
佐久間進会長が挨拶した後、松尾組の松尾社長の乾杯の音頭で宴がスタート。
わたしも、折り詰めの弁当をつつきながら、ビールや焼酎を飲みました。
やっぱり、昼間の酒は美味ですな!(笑)
この赤間紫雲閣が多くの方々の安らかな旅立ちのお手伝いができますように。


 
                  各紙に広告が掲載されました


2010年6月8日 一条真也